クリスマスの定番

会話文のみ









アリ「……あの、ねえ、二人共…」

女王「!!なあに、アリス?」

ナマエ「あ、其れ開けてくれた!?」

廃棄「何だそれ」

アリ「クリスマスプレゼントだって。二人からの」

廃棄「…嫌な予感しかしないな」

アリ「予感というか、図星というか…」

ナマエ「で、開けてくれた??」

アリ「うん、開けてはみたけど……これってさ、もしかして、もしかしなくても…」

ナマエ「うん、サンタ衣装!」

廃棄「」

ナマエ「ミニスカ白ニーソだよ!絶対領域の調整はばっちりです」

廃棄「」

ナマエ「どつくぞ廃棄」

女王「素敵でしょう?きっとアリスにぴったりだわ!」

アリ「いや、ぴったりっていうか……これは俗に言うコスプレじゃないの…?」

ナマエ「まあ、そうとも言うね」

女王「さあアリス、早速それを着てみて頂戴!」

アリ「………いや、着ないよ。私」

ナマエ「ええ!?何でー!?」

女王「何かいけなかったかしら…!?」

アリ「何がいけないっていうか、こんなあからさまなコスプレ、恥ずかしくて着れないよね」

廃棄「まあ普通そうなるよな」

ナマエ「でも今の服も十分コスプレちっくだけどね」

アリ「…それはいいの」

ナマエ「じゃあサンタは?」

アリ「……やだ」

ナマエ「もー、何でー?折角作ったのにー!」

廃棄「わざわざ作ったのかコレ!?」

女王「わたくしとナマエで縫ったのよ、アリスの為に」

廃棄「女王まで一緒に!?」

ナマエ「さあ!遠慮しないで受け取って!」

アリ「お断りします!」

ナマエ「だから何でー!?勿体無い!」

アリ「気持ちは嬉しいんだけどさ……あっじゃあ、ナマエか女王様が自分で着てみなよ」

ナマエ「やだ!!」

廃棄「即答かよ」

女王「プレゼントなんだもの、作ったわたくし達が着たって、意味が無いわ」

アリ「じゃあチェシャ猫、これ着てみて」

チェ「アリス、首だけじゃ服は着れないよ」

アリ「じゃあ………あ」

女王「どうしたの?アリス……ああ!」

ナマエ「……そうかー、その手が有った」

廃棄「おいその手って何だよお前らこっち見んな、俺は着ないぞ、絶対」

ナマエ「廃棄くーん………覚悟おおぉぉぉ!!」

廃棄「ちょ、お前ら、やめ…っぎゃああぁぁぁ!!!」














クリスマスの定番







ナマエ「あっはははは!廃棄かっわいー!」

廃棄「笑うなよナマエ!!」

女王「うふふ、お似合いですわよ、うふふふっ」

廃棄「絶対思ってないだろ!」

アリ「ちょっと、二人とも…わ、笑っちゃ、ふふっ、だめだよ…っ」

廃棄「笑いながら言うなよ!」

チェ「なんだか気持ち悪いね」

廃棄「うるせええええ!!」









おわり。