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思いついたネタを吐き出し。冒頭部分。いつか小話でなくきちんとしたお話にしたけれど、それはまだ未定。ちなみに続きます。一応長編の夢主設定で進行。びっくりするほど本編に組み込めないのでパラレル設定ということで。




「甘いものが食べたいです」

「「……」」

「甘いものが」

「わかった、わかったからちょっと落ち着いて」

「おまえ……なんでこのタイミングで言うんだ?」

「このタイミングだから言うんです。静雄さんも臨也さんも手に持っているものを収めて下さい」

「「……」」

「臨也さんナイフ仕舞いました? 静雄さん、標識元に戻しました? ……じゃあ、美味しいものを食べて気持ちを和らげましょう!」

「言いたいことは色々あるけれど、とりあえずどこに行くの?」

「私、駅前のミルキーウェイが好きなんですよねー」

「ああ……あそこか」

「静雄さん知ってるんですか? 甘いもの、好きでしたもんね」

「何シズちゃん、メルヘン気取り? 止めなよ、絶望的に似合わない」

「臨也手前……!」

「はいはい、折角喧嘩止めたんですから最後まで我慢して下さい」

「チッ」

(冗談抜きで死ねばいいのに、シズちゃん)

「ほら、もう着きますから……って、あっ」

「ん?」

「門田さん、こんにちは! お仕事中ですか?」

「あれ? ドタチンじゃない、久しぶり」

「おお、門田。お疲れ」

「……なんだ、この面子は。明日槍でも降って池袋は血の海になるんじゃねえのか?」

「今は休戦中なんです。甘いものを食べに行くので!」

「甘いもの?」

「そこのミルキーウェイに行くんだってさ」

「へえ……ますます考えられんな……」

「あ、門田さんもどうですか? お暇なら……ですけれど」

「今仕事中じゃないのか?」

「いや、ちょうど休憩中で」

「だったら一緒に入りましょうよ! 3人よりも4人の方が楽しいですし」

「え、いや俺は……」

「ドタチン、馬鹿正直に“休憩中”なんて言った時点で付け込まれる隙を与えたんだから、誘いに乗っておけば?」

「お前なんて言い方すんだよ……」

「あ、無理にとは言いませんよ。あの、門田さんにも都合があるの分かっていますし……」

「え、あ……」

「門田」

「ドタチンー?」

「わ、分かった付き合う」

「本当ですか? やった! じゃあみんなで入りましょう!」

「ドタチンってこんなに押しに弱かったっけ?」

「あれだろ、弱者の懇願する目に弱いんだろ」

「黙れ、2人とも」



なんかびっくりするくらい臨也さんとシズちゃんの仲がいいのは、休戦中と銘打ってあるから…ということにしておいて下さい(笑)



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