第十訓 知らない人についていくなと言われたけれど、行き倒れてる知らない人がいたら親切に
桜も散りかけの、ある春の日の夜更け――
「...やれやれ、今日は随分遅くなってしまったね...」
小生は一人、歌舞伎町の外れの外れにある家にむかって帰りを急いでいた。
「(もう今日は帰ってすぐ寝ることにしよう...)」
そして家が見えてきたとき、小生の目に、家の前で微かに動く黒い影が飛び込んできた。
「!...?...(影...誰かな...?)」
上衣の裏に常備しているメスに手をかけつつ、気配を消して影に近寄る。
影は、小生の家の前でうつぶせに倒れこんでいた
「(死体...?いや、息使いが聞こえるから違うね...)」
殺気もなし...着物も上等なもの...演技の様子はないね...どこかのお偉いさんの子かねェ...
小生は影の身なりを確認して、その体を抱き起こすと顔を見た。
その顔はとても整っていて、体つきの割にどこか幼さがあった。
「(まぁこれがどこの誰であれ、家の前で死なれるのは、寝覚めが悪いからねェ...)」
そして小生はその人物の両脇を抱えるとずるずると家の中に引きずりいれた。
***
「...まだ目覚めてないのかい(昨日から大分寝ているはずだが...)」
翌日、行き倒れていた青っぽい髪の女の子(引き入れた時、体つきで気付いた)に一つしかない布団を占領され
仕方なく床で白衣をかけて寝た小生は、ゆらりゆらりと煙の昇る煙管を咥え
いまだ目覚めていない少女を見やる。
「(しかし、こんないいとこそうな女の子が歌舞伎町の危険地帯で行き倒れとは...世の中もわからないもんだ)」
「んっ...」
ふぅーっと甘い香りの煙を吐き出していると、女の子が身じろぎした。
「!...おや、お嬢ちゃん、目覚めたかい?」
「う...?」
目を開けた彼女は、いまだどこかぼうっとした虚ろな表情をしていた。
「まだ寝ぼけてるのかい?いい加減起きて...」
「...!?」
バッ!!
「!?」
小生を認識すると彼女は、途端に天井の隅に腕を支えに張り付いた。
...やはり髪の色といい目の色といい...幕府の天人の子かな?
だが、考察よりもとりあえず...
「すまないがねお嬢さん。うちの屋根は脆いもんだから
人なんか張り付いたら壊れかねなくてねェ...とりあえず降りて貰えないかい?」
「......うん...」
すとん
一つ頷いて下りてくる
「よし、じゃぁとりあえずお茶でも飲んで落ち着こうか」
そして急須のお茶を、欠けている湯呑に注ぐ。
すると彼女はそれをきょとんとした不思議そうな眼をして見てきた。
「ん?どうかしたかい?」
「お茶...それでお茶を作るの?」
「おや...知らないのかい?(かなりの箱入り娘か...?)」
「うん...きゅうすか...初めて見た」
じぃっと急須を見つめるお嬢さんは、やはり普通ではなさそうだ。
一般的なものが欠けている。
それにこんな最も治安の悪い場所に一人行き倒れているのも、やはりおかしい。
考えれば考えるほど、この子の存在はこの場に異質だ。
「...お嬢さん、どうやら卿は訳ありみたいだねェ...」
「...わけ、あり...?」
「...言葉も分からないのかい?」
「ううん。大体は分かるけど、部屋から出たことがなくてお母さんとしか話したことがないから、何が分からないのか、分からない」
「!...そうかい」
「うん...ごめんなさい...」
「...いや、卿が謝る必要はないよ」
...母子共々、屋敷の一部屋に監禁といったところかねェ...下種はどこにでもいるもんだ...
『...――さま...さま...まだ――に、――は、いけないの...?』
「っ!」
封印している記憶が水面に顔をのぞかせ、頭が刺すように痛み思わず眉をしかめる。
「?お姉さんどうかしたの??」
「いや、何でもないよ...」
心を落ち着けるために煙管に火をつけ、煙を深く吸い込む。
気に入りの野茨の甘い香りが肺に溜まり、心の波紋が静まって、
再び光の届かない記憶の水底へとそれは消えていった。
よし...もう大丈夫だね...
肺にためた煙をふーっと吐き出し、不思議そうに小生を見ているお嬢さんに、いつも通りに笑いかけた。
「――さて...お嬢さん、色々聞いてもいいかな?」
***
少しばかりの質問を繰り返していると色々なことが分かった。
中性的な顔立ちのお嬢さんの名前は、観音寺空覇ということ。
どうやらほとんど無垢であり無知とも言えるほどに物知らずであること。
見た目の体つきは18ほどの女のものであるのに、本当は15であるということ。
それから...
「そういえば空覇ちゃん、そのお母さんはどうしたんだい?一緒に屋敷から逃げてきたのかい?それにお父さんは...」
「お父さんは僕が生まれる前に死んだらしくて、お母さんは病気って言うのになって
僕一人だけ行きなさいって言ったから僕だけお家から出てきたの」
「...そうか、すまないね...悪いことを聞いた」
不躾な質問だったか...そう思い詫びれば、彼女は首を振った。
「そんなことないです。確かに少し悲しいけど、お母さんは笑っていたから、きっと悪いことじゃないと思うから」
「...そうかい...」
この子は本当に強く、素直で良い子だ
そう、直感的に思った。
小生は学者だ、直感などナンセンスなものを信じるべきではないが
それでも、この子は信じていいと思えた。
それに何より...
「(...どことなく昔の小生と、似ているね...)」
「?お姉さん??」
「!あ、いや...なんでもない、気にしなくていいよ」
こう簡単に悟られるようでは小生もダメだねェ...
心の中で自分に呆れつつも再び質問を重ねる。
「じゃぁ空覇ちゃん、この後行くあてはあるのかい?」
「ないけど...大丈夫だよ。お姉さんみたいな優しい人が居ることが分かったから」
...あっという間にこの街に飲まれてしまいそうな子だね...
「空覇ちゃん。小生は、けして良い人ではないし、ここは卿が思っているよりも、危険な町なんだよ...」
「でも、お姉さんの家にいるわけには...」
「...なら、小生の知り合いたちを紹介するよ...だから、そこで自立できるようになるまで生活をするといいさ」
立ち上がり、壁にかけてあった清潔感な白い上衣をバサッと羽織るとそう言った。
「!...いいの?」
「構わないさ(なんだかんだ人情のある奴らだしね)」
「!っありがとう!」
ぎゅう!
「っ!おやおや...」
「良い匂いー♪」
空覇ちゃんが小生に抱きついてきた。
「ふふ、薬品と野茨の匂いかな」
「やくひん?のいばら?それは良いもの?」
「うーん、薬品は人それぞれだけど...野茨はとても良い香りのする花でね。小生のとっても好きな花だよ」
「ふーん...でもいい匂いなのはほんとだよ!」
ニッコリと笑顔で言う空覇ちゃんはとても眩しかった。
だが、これ以上懐かれてもこの子のためにも、小生のためにもならない...早く、小生から引き離そう。
そう決めると小生はやんわりと空覇ちゃんを体から離した
「さて...空覇ちゃん、行こうか」
「あ、そういえばお姉さんの名前は?」
「あぁ、まだ言ってなかったね。小生は朔夜、吉田朔夜だよ。好きに呼びなさい」
「じゃぁ朔夜さんって呼ぶから、朔夜さんも僕のことは空覇って呼び捨てで呼んで?」
「おや、ちゃんづけは嫌だったかい?」
「お母さんがいつも呼び捨てで呼んでくれてたから...朔夜さんにもそう呼んで欲しくて!」
「(小生は母親になんてなれないんだが...まぁ、良いか)分かったよ、空覇…だね」
微笑んでやれば、空覇は嬉しそうに笑って、小生の背に抱きついてきた。
...やはり、懐かれてしまったらしいね。
***
ガラッ
「あ、おはよう朔夜さ…」
「あぁ、おはよう…?どうかしたかい?」
小生は空覇を引き離すことを諦めて、とりあえず万事屋に行ってみようと外に出た。
すると小生の隣人の男が声をかけてきた。
まっとうな職についているものはいないこの地区だが、皆仲間意識が強く、気が良い者たちばかりだ。
まっとうとは言えない道を歩いてきた小生にとっては、この上なく生きやすい場所で、とても助かる。
しかし、何故かその一人のその男は小生を見て、妙な顔をしている。
「い、いや...その...(後ろの男は一体!?)」
「?...あぁ、もしかして空覇のことかい?この子は昨日そこで拾ってねェ...家に泊めてやったんだよ」
「!(まさかのお持ち帰り!?)」
「まァそれで、どうやら色々ある見たいでさァ...まぁ今度会ったらこの子にもよくしてやっておくれ」
「よろしくお願いします!」
「え、あ、あぁ...(滅茶苦茶フレンドリー!さわやか!!)」
「じゃぁ小生たちは行くところがあるのでね...失礼するよ」
「あ、はい...行ってらっしゃい...(まさかこの街の華の朔夜さんに男が出来ちまうなんて!!)」
そして小生は彼に背を向けると、空覇を連れて歌舞伎町の市街へと歩き出した。
***
煙管から煙をくゆらせ、しばらく歩いて行くと、空覇が辺りをきょろきょろしているのに気付いた。
「周りのものが気になるのかい?」
「あ、うん!初めて見るものばっかりで外ってすごいね!」
「...そうだね、外ってのはすごいよ。もっと面白い物だってあるかもしれないしね」
空覇の言葉に、思わず自分の子供のころを思い出し、笑みがこぼれる。
「これよりも面白いもがまだあるの?」
「あァ、あるだろうねェ。外ってのは自分で制限さえかけなきゃ、どこまでも行けるほどに広いし
飽きないように出来てるんだからね...人が何かを、探し求めることを忘れないようにさ...」
「ふぅん...そうなんだ...」
「あァ、小生はずぅっとそう信じてるんだよ」
青空に四散し、消えていく煙を見ながら小生はそう笑った。
「さて、ここだよ」
「ここは...?」
「下がスナックお登勢っていうお登勢さんがやってるお店で、上が万事屋銀ちゃん、小生の幼馴染がやってるお店だよ」
「すなっく...?よろずや...?」
あぁ、そうか...分からないんだねェ...
「スナックっての言うのは、友達とかと楽しくお酒やらを飲んで集まるところで、万事屋は仕事であればなんでもやるお店だよ」
「おさけ?それは美味しいの?」
「あー...お酒はまだ空覇が飲むには早いから、オレンジジュースにしておこうね」
「?おれんじ...?」
「うーん、あとで買ってあげるよ」
「!良いの?」
「構わないさ。子供なんだから、それくらい大人に甘えなさい」
よしよし、と頭を撫でれば空覇は笑顔で礼を言ってきた。
どうしてこんな良い子を監禁していたのだろうか...?
相変わらず、この世界では天才の小生にも理解しがたい事象がおこっているようだ。
そんなことを淡々と考えていると、
「桂ァァァァァ!!待ちやがれェェ!!!」
「「!」」
よく聞く怒鳴り声が耳に入った。
「あの声はトシ...(小太郎を追ってるのか)」
「こっちに向かってきてるみたいだけど...知り合い?」
「あぁ、知り合いだねェ...おーい、皆ー」
「!朔夜...!?ってなんだその後ろの男はァァ!!?」
こっちの方角に走ってきている一団に声をかければ、一斉にこっちを見て叫んできた。
よく喉つぶれないねェ...
そんなことを思っていると、全員が此方へ走ってきた。
というか、なんで小太郎まで...今のうちに逃げようよ。
こういうとき本当に敵対しているのかと疑ってしまう。
ぼうっと考えていると、恐ろしいほど鬼気迫った表情で小生の目の前にいた。
しょ、少々恐いんだが...とりあえず...
「お、男って、何の話だい?」
「お前にくっついてるそいつだよ!!」
...男?
「え、空覇は別に(男と)違うんだが」
「何がどう違うと言うんだ!?」
「説明しやがれ!!」
「説明しろと言われても...その、昨日拾って家に泊めただけなんだが...」
「い、家に泊めたァァァ!!?」
「か、過剰反応しすぎじゃ」
「うっせェェェェ!!誰だかしんねーが近所迷惑考えろォォ!!!」!」
バァン!!という扉の開かれる音ともに、不機嫌極まりない銀時が現れる。
「俺はまだ寝てーんだよ!!人の睡眠妨害すんじゃねェェ!!」
「いやアンタが一番うるさいから!しかも寝すぎだよ!!」
「新八ィ、まだ私ご飯食べたいヨー」
「もうないよ!」
銀時の後に続いて新八君と神楽ちゃんも出てきた。
「やぁ銀時、まだ寝ていたのかい?」
「!朔夜...って何その男!?羨ましいんですけど!!」
「だから、違うと言ってるのに.」
もう突っ込む気も起きないよ。
確かに空覇は中性的な顔立ちだが、少女を男、男と言うのはいただけないよ。
というかそれくらい分かれ。
「何が違うわけ!?ちゃんと説明しろよ!!」
下りてきた銀時が詰め寄ってくる。
あぁもう、ここには馬鹿しかいないのか。あ、新八君と神楽ちゃんを除いてだが。
目の前でぎゃーぎゃー言う男たちにいらついてきたとき
スパァァァン!!!
「うるっせェェェんだよテメェらァァ!!こちとら夜の蝶なんだよ!!昼間は活動してねェんだァァァ!!!」
「うるせぇんだよババア!!」
「うるさいのはオメーだこの天然パーマメント!!近所迷惑だろーが!!」
「んだ天然パーマなめてんじゃ「はい、不毛な喧嘩は止めだよ。お登勢さん、こいつらがうるさくしてすいませんねェ」
「おや、朔夜じゃないかい。アンタがこの辺り朝からふらついてるなんて珍しいね...しかもその後ろのはあんたの男かい?」
「違いますよ。そもそも男の子じゃありません、空覇は女の子です...」
「...っえェェェェェェェ!!!!??」
「わぁ…近所迷惑だねェ」
全員の大合唱に耳を押さえてとりあえずやり過ごすと、外ではあれだからとお登勢さんが店の中に入れてくれたのであった。
あれ、なんか語り口調になった。ま、いいや。
***
「...というわけなんだが、ことの経緯は理解できたかい?」
そして、とりあえず昨日の出来事を全員に話し、空覇のことも説明した。
「まあ大体は分かったけどよ...お前家あったんだな」
「当たり前だよ。ホームレスじゃあるまいし。失礼な」
人を何だと思ってるんだい。
「なら住所ぐらい教えろよ。今度行くから」
「それは嫌だね」
「なんで!?」
「ボロくて人様に見せられるような家じゃないからだよ...それより全員集まったし、頼みがあるんだけど」
「?なんだよ」
「空覇が自立できるようになるまでで良いから、誰かのところで預かってくれないかい?」
「!?」
全員が驚いている。まぁ当然だろう。予想の範疇だ。
「急で無理な頼みだってのは十分に分かってる。でも、あの子を放り出すわけにも行かないし、かといって小生の経済力では養えないから...皆に頼みたいんだ」
「そういわれてもな...」
「僕達万事屋じゃ、収入不安定ですし...神楽ちゃんと定春の食費が馬鹿にならないですしね...」
「そうか...なら真選組はどうだい?」
「無理だな。身元も良く分からない奴をおいとけねーよ」
「そうか...一応公僕だしね」
弱ったな...
そう思っていると、まだ逃げていない小太郎が私の両手を握ってきた。
「俺のところはかまわないぞ」
「!え...でも小太郎は指名手配はn」
「そんなことは大した問題じゃない」
「...いや、大した問題なんだけど」
社会的に犯罪者だから。あ、小生もだった。
「あの者も我々の同士になれば...」
「子供に何させようとしてるんだい、卿は」
熱心さは分かるけどね、それはダメだよ。
「それに、あの子はたぶん...天人の血が入ってる。小太郎は天人が嫌いだろう?だからダメだ」
「!?あの者は天人なのか?」
「憶測の域は出ないけどね...」
あの地球にはない髪と目の色...色素が薄いとかそういうことではないだろう。
カウンターでオレンジジュースを飲んでいる空覇をちらりと見て、そう言う。
しかし、やはり小生が面倒見るしかないかな...
「−−仕方ない、小生が面倒をみ...」
「待ってくれ、朔夜さん...俺達でよければ、空覇ちゃんを真選組で面倒みよう」
「!本当かい?!近藤の旦那」
悩んでいても仕方ない、と諦めて自分が面倒みようと口を開こうとすると、近藤の旦那が名乗りを上げてきた。
「あぁ」
「待ってくれ近藤さん!いくらなんでも身元不明じゃ...」
「まぁ、いいじゃないかトシ。悪い子には見えないし。朔夜さんが連れてきた子なんだから大丈夫さ。それに、困ってる市民を助けるのが俺達の仕事だろう?」
「た、確かにそうだけどよ...」
「いいじゃねーですかィ、土方さん。珍しい、朔夜さんからの#人情#溢れる頼みごとですぜ?」
「ぐっ...」
「総悟君の台詞は若干ひっかかるけど...駄目かい?トシ?」
「...仕方ねえな...」
「!ありがとうね、トシ!」
折れてくれたトシに、思わず笑みがこぼれる。
「別に...ただし、お前もまめに様子を見にこいよ」
「勿論だよ。女中のバイト増やすから」
空覇には色々教えていかなきゃいけないしね...
そんなことを考えつつも、空覇を呼び、真選組に滞在させてもらえるようになったことを報告する。
「――分かったかい?空覇」
「うん!朔夜さんも一緒なんだよね?」
「!...いや、小生は一緒には住めないんだよ。住んでる場所が違うからね」
「...そうなんだ...」
しゅんとなる空覇に胸が若干痛くなる。
「...でも、ちゃんと会いに行くからね」
ぽんぽん
「!うんっ」
頭を撫でるとすぐに笑顔で返してくる...あれ、本格的に懐かれてないかい?
そんなに懐かれることしたかねェ...
考えていると、店内の時計が目に入ったって、もうこんな時間か!
「っと、じゃぁそろそろ小生は行くよ。ぼちぼち仕事の時間だからさ」
「え、もうかよ?!」
「うん、仕事詰まってるんだ...じゃぁ近藤の旦那方、空覇のことよろしく頼むよ?おかしなこと教えないでおくれね?」
「おしえるわけね...」
「そんな...ちょっとお座りとかお手とか覚えさせるだけでィ」
「...山崎に監視させとくぜ」
「そうしておくれ」
若干心配だけど、とりあえず仕事の方が先決だからね...
「それじゃあ、またね皆。協力ありがと」
そして小生は、店を飛び出した。
まぁ、後はきっと勝手に解散してくれるだろうから...大丈夫だろう。
それよりもとりあえず、空覇か...身元やら色々、調べてかなきゃならないね。
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