ねえ、幸村くん知ってる?

空色って希望の象徴なんだって。



俺が幸村くんにそう言うと、幸村くんは俺の大好きな優しい微笑みを浮かべた。

幸村くんの微笑みは綺麗だ。時には危険だとさえ思ってしまうほどに、綺麗。

赤也なんかは「幸村部長怖いっすよ〜」とか言ってるけど、俺はそんな事、考えた事もない。

幸村くんはホントに綺麗で、優しくて、強い、凄い人だ。

今だって、ほら、

「確かに青空を見てると楽しくなってくるよね」

そう言う幸村くんの顔はどこの美少女だって敵わないだろうってぐらい綺麗。

「まあ俺は青空なんかよりブン太のこと見てる方が楽しいんだけどね」

それに、ほら、

そう言う幸村くんの声は俺が知ってる中で一番優しい。

「どうしたの?さっきからぼーっとしてるね」

でも、幸村くん、

「ふふ、照れちゃって…かわいいな」

「照れてなんか…!」

「かわいいよ、ブン太」

人前で抱きしめたりキスしたりするのは…やめてほしいな。





幸村くんは、俺の希望そのもの。

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -