交錯する思い


attention!
任務と一人の続編





「涯 お帰り」

涯が帰ってきた

任務の事話したい…

「ナマエ ただいま」


「涯… 話があるんだけど…いい?」


「何だ? 」


「あたし みんなと一緒に任務に出たい」


「だめだ」


「何で?」


「まだ お前には早い」


「でも… みんなの役に立ちたい!」


「ダメと言ったら ダメだ」


「じゃあ 勝手に行く」


「やめろ」


「何で? なんで行かせてくれないの?  あたしがただの役立たずだから? 銃もまともに打てないようなお子様だから?」


「…ナマエ?」


「涯がなんて言ってもいく 守られてばっかじゃ嫌」


「もういい 勝手にしろ」


…涯が何て言ったって 任務に出てやる!



「今日は ルーカサイト攻略を行う!」

「おーー!」


「あら ナマエ 任務に出られるの? よかったじゃない」

「はい! 綾瀬さんのおかげです!」

「あたしは何もしてないわよ じゃあお互い頑張りましょ」


「はい!」

イケる イケる!

慣れない銃で敵を倒していく

涯 ほめてくれるかな?

完全に調子に乗っていた

「そこまでだ」

ガチャ

え…

「動いたら 殺す」


あたし…捕まっちゃったの?


「涯 助けて!」

気づいたら 叫んでいた



涯said

アイツはうまくやっているのか?

心配しすぎだと 我ながら思う

ナマエを任務に出したくなかったのは本当だ


バカだな
オレは…

「涯 助けて!」

「ナマエ?」

ナマエの叫び声

まさか 捕まったのか?

「…あのバカ」


俺は駆け出した


涯…
なんでいるの?
任務は?

「お前が 恙神涯だな?」

「涯ッ! 来ないで!」

あたしを助ければ 涯が打たれてしまう
あたしは死んでもいいけど 涯が死んじゃうのは 嫌だ


「…バカ」

バンッ

涯が隠し持っていた拳銃で 敵を打った

「おごっ」

「涯ッ!」

弱まった手を振りほどいて 涯の胸に飛び込んだ


「涯… ゴメンなさい」

「全く…」


「ありがとう… もう勝手に任務に行かないから許して…?」


「まだ早いという事が分かっただろう?」


涯は涯なりに 任務の事 心配してくれたんだ


   『君のすべてが愛しい』


「涯 ありがと… 大好き」


「帰ったら 反省文だ 覚悟しとけよ」

「えー」




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