君の代わり


attention!

夢主…いのりちゃんに似ている


涯といのり 両想い設定

いのり←集←夢主




コンコン

「集…入るよ」


ドアを開けて 集の部屋を入る

返事もまく 丸くなって 集は泣いていた


「集 夜ご飯食べないの? 持ってきたよ?」


「…いのり」


ぐいっと腕を引っ張られて 集の胸にすっぽりおさまってしまった


「集… いのりじゃない… ナマエだよ」


集はやっと我に返ったように 顔をあげた


「…ゴメン」


「大丈夫… 集 どうしたの?」


「いのりにフラれちゃった… 涯が好きなんだって…」


アハハと無理に笑う集
その顔が見ていられなくて


「…あたし 集の事 好きだよ」


言うつもりはなかった
だって 集がいのりちゃんの事が好きって知ってたから

「いのりの代わりでいい 飽きたら捨てていい だから…付き合って」

あたしは卑怯だ  いのりとあたしが似ているのを利用した

でも これ以上苦しむあなたは 見たくないから


『これくらいしか 
     君をつなぎとめる事が
           できないのなら」


いのりの代わりをさせてください…



[ 18/22 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -