忘れてた!


ピーンポーン

チャイムの音で目が覚めた
誰だよ 人が寝てるのに 朝っぱらから…
今日 日曜日だよ 日曜日!

久々の定休日なのに… いいや シカトしよ… めんどくさいし…

そう思って ベッドにもぐろうとした

でも

ピンポンピンポンピンポン

チャイムの音は 鳴り止まない

「うるさいな… 全く」

イライラして ドアを開けた

すると

「遅い」

さらに 不機嫌そうなダリルが立っていた

「え…と なんでいるの?」

今日は 何にもない 一日暇な日だったはずだけど…

「はぁ? 今日 何の日なのか ナマエは覚えてないわけ?」

今日… 2月14日… そうだ!

「バレンタインデーだ!」

そういえば… すっかり忘れてた…

「まさか バレンタインに彼氏へのチョコなしとか言わないよね?」

言いません… 作るつもりだったのに 昨日 うっかり寝ちゃったんだっけ…


「ゴメン チョコ作り忘れちゃって…」

ダリル「わかった じゃあ 3分で作って!」


『無理です! 三分クッキング!』

「…え」

「早く」

「…はい」



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