第2話



かえってくるわけないよね…

適当なメアド20件に一斉送信したメール
 19件は返ってきちゃったけど 一件だけ届いた

返信なんて来ないとわかっているのに 期待してしまうあたし…

ピロロロ


ケータイが鳴った


「メールきた…」

慌ててケータイを開いた


「いいですよ」


来ると思ってなかった返信 それが嬉しくて


「ありがとうございます すごく嬉しいです」


ガチガチの敬語 緊張しながらメール返した

 うれしくて でもちょっと恥ずかしくて急いでアドレス帳に「友達」と登録した


名前も知らない 顔も知らない
 なにもかもわからないけど あたしの友達…



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