第25話
プルルル…
電話だ…
知らない番号だ…
誰だろう…
「もしもし…?」
「悠太です 少し…時間ありますか?」
何で?
せっかく忘れようと思ったのに…
こんな風に電話なんてされたら また 忘れられなくなっちゃうよ
「はい…」
期待なんてしてない
なんて 言ったら嘘になる
けど やっぱり期待…しちゃう
「…俺 ナマエさんの事…好きです」
「…え!?」
今 なんて…言ったの?
好きって聞こえたような…
「また…メールとか再開…できないかな?」
嘘だよね?
悠太くんがあたしを好きだなんて
「…あたしも…悠太くんが好きです メールを始めた時から ずっと…」
やっと…悠太くんに言えた…
「あと…ちゃんと高橋さんとは別れたから…安心…して?」
夢みたい…
だけど 夢じゃないみたいだ
「うん…わかった」
「じゃあ ナマエさん 改めて言います …オレと付き合って下さい」
「こちらこそ…よろしくお願いします…」
『これから よろしくおねがいします』
「あのさ…文化祭来てくれるよね?」
「うん 行く… 絶対行くから
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