第5話
ピロロロ
「悠太くんだ」
急いで ケータイを開く
「彼女の誕生日って何あげたら喜ぶと思う?」
「え…」
悠太くんって彼女いたんだ
もしかして全部浮かれてドキドキしたり
メールが楽しみだったのは あたしだけだったの?
彼女がいるのにどうしてあたしとメールしてるの?
そんなことが頭がぐるぐるして離れなかった
涙が次から次へと こぼれてきて
『これが恋なの?』
…あたし 悠太くんのこと好きだったんだ…
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