ガングロの実力
「ほんじゃ、戻るか。あ、聞いときたいんやけど、テツナちゃんはほかに入りたい部活あるん?」
「いえ、バスケ部に入ります」
「そうか、ほんじゃ良かったら仮入部やけどマネージャーの仕事たのんでええか?」
「勿論です」
「助かるわ。改めてよろしゅう」
「よろしくお願いします」
黒子はぺこりと頭を下げ、上目遣いで今吉を見上げる。
(なんや、影は薄いけど小さくて可愛いやんけ)
鋭そうに見えて意外と鈍感な黒子は、今吉がそんなことを思っていたなんて考えもしないだろう。
ましてやこれから先、キセキの世代と遜色変わらぬ変態どもがうじゃうじゃでてくるなんて、今の黒子には知る由もなかった。
***************
side青峰
「ほなら話が早いわ。そんじゃ最低限のこと教 えるからついてきて。諏佐!あとは頼んだで」
「ああ」
「そんじゃ行こうか」
「はい」
あ?テツ行くのかよ。くそっ。
テツがいるから来たのによー。
「それじゃあ今から何チームかに分かれて試合をしてもらう」
こいつはたしかー、すさ?だったか?
てゆーか試合とかめんどくせー。
テツいないから本気だしても意味ないしよー。
それにどうせみんなよえーだろ。
「それじゃあここの5人で1チーム。ここはここの5人で1チーム…」
チーム?あー、どいつとでもいーや。
どうせ勝つのはオレだしな。
「いえ、バスケ部に入ります」
「そうか、ほんじゃ良かったら仮入部やけどマネージャーの仕事たのんでええか?」
「勿論です」
「助かるわ。改めてよろしゅう」
「よろしくお願いします」
黒子はぺこりと頭を下げ、上目遣いで今吉を見上げる。
(なんや、影は薄いけど小さくて可愛いやんけ)
鋭そうに見えて意外と鈍感な黒子は、今吉がそんなことを思っていたなんて考えもしないだろう。
ましてやこれから先、キセキの世代と遜色変わらぬ変態どもがうじゃうじゃでてくるなんて、今の黒子には知る由もなかった。
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side青峰
「ほなら話が早いわ。そんじゃ最低限のこと教 えるからついてきて。諏佐!あとは頼んだで」
「ああ」
「そんじゃ行こうか」
「はい」
あ?テツ行くのかよ。くそっ。
テツがいるから来たのによー。
「それじゃあ今から何チームかに分かれて試合をしてもらう」
こいつはたしかー、すさ?だったか?
てゆーか試合とかめんどくせー。
テツいないから本気だしても意味ないしよー。
それにどうせみんなよえーだろ。
「それじゃあここの5人で1チーム。ここはここの5人で1チーム…」
チーム?あー、どいつとでもいーや。
どうせ勝つのはオレだしな。
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