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バナージ(uc)
2020/08/17 11:49
バナージ・リンクスはわたしの光だった。希望とも絶望ともいえない存在ではあるものの、少なくとも、わたしにとっては生きるしるべであったのだ。
「なのに…」
消えてしまった。とおく空の彼方へ。真っ青な水晶体たちが彩る彼は星のようだった。流れ星のように長く尾を引いて、星々の間、夜の闇を閉じ込めたくらい虚へと飛び込んでゆく。
バナージ。
もうその名前は、音になることはないのだ。
追記
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