Clap
11月前半の拍手お礼文(忍たまVer.)は連載主のお話デス(>< ))/
(鬼滅Ver.は次のページ)
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時間軸は妹様二年、小平太先輩四年
「
いけいけどんどん! 」
声の主は一瞬で目の前を通り過ぎて行った。別に声を掛けても良かったけれど生憎と今日は気分ではないし巻き込まれるのはごめんなのだ。着物についた砂埃を払い出門表にサインをしていると気づいていないだろうと思った彼の人から大声で名前を呼ばれ本能が立ち止まってしまった。
「 何処かに行くのか!? 」
『 少し町に。頼まれた物があって 』
「 ふむ。なら私も着いて行こう! 」
『 結構です。委員会のおつかいなので 』
小松田さんに笑顔で行ってきます、と伝えると行ってらっしゃいと情けない笑顔で見送られ忍術学園を出た。仔犬のように拗ねた小平太先輩を置いていくのに少しだけ罪悪感が沸きでるが仕方ない。だってせっかく作法委員会委員長から頼まれたんですもの、一人で行かなきゃ。
『 これくらいでいいかな 』
頼まれていた生ける用の華を買い忍術学園への帰路についていると私の背後から足音が聞こえる。私が止まると足音も止まりまたやっかいなのに追われてると愕然とした。
『 真っ直ぐ行けばすぐ忍術学園だが… 』
仮に忍では無くただのストーカーだった場合今この場で走るのはあまりやりたくない。小平太先輩を連れてくるべきだった畜生め。
「 おいお前! 此奴に何かしてみろ、その腕へし折ってやる 」
『 わぁどっちが悪なのか分からない登場の仕方だぁ 』
物音が聞こえて振り返ると小平太先輩がストーカーの腕をキツく掴んでいるではないか。本当に折れそうだからやめてあげてくれないか。
『 …と、まぁそういう事がありまして 』
「 仙蔵! 私が守ったのだ! 感謝しろ! 」
「 大丈夫だったか!? 怪我はしてないよな!? 触られたりとかもしてない!? 」
「 小平太、助けてくれたのは嬉しいがそれを学園中に言いふらすのはやめてくれないか。久々知もうるさい 」
兄さんに怒られながらもギュッと私の腕にしがみつく兵助にため息が出た。なんでこの人泣いてるんだ。
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結局下級生の時はまだ二人は仲良かったって話。多分久々知の愛は昔からかなり重い。
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感想等何か有れば