風「緑川」
緑「風丸?何?」
風「ちょっと気になってることが…」
緑「?」
風「その…レーゼの時の髪形って、どうなってるんだ?」
緑「ああ、あれね。あれは、こうやって髪を上に上げて、ワックス付ければ完成!」
風「…結構簡単なんだな」
緑「楽といえば楽だったね。俺はちょっと剛毛だからまだいいけど、ヒロトは大変だったみたいだよ」
風「そうなのか?」
緑「うん。ジェネシスとして出ていく度に、鏡に向かって難しそうな顔して唸ってたよ」
風「…意外だな」
緑「ヒロトには内緒だけど、俺それ見る度に笑っちゃってさ」
風「…ぁ」
緑「もうホント可笑しかったよ。あのジェネシスのキャプテンが、って」
ヒ「へぇ、俺のこと、そんな風に見てたんだ」
緑「……………え?」
ヒ「緑川、ちょっと話があるんだけど、いいかな」
緑「ひ、ヒロト?目が笑ってないよ?」
ヒ「じゃ、行こうか」
緑「ちょっと待って!何か恐いんだけど!風丸助けて!」
風「……頑張れ」
緑「見捨てるの!?」
ヒ「楽しみだなぁ。キミがどんな顔をするのか」
緑「えっ…」
ギャアアァァァ……
風「…ご愁傷さま」
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