電話で伝える、愛してる
ブーッ、ブーッ!
ピンク色の携帯の画面に『フィディオ』という字が現れる。
フィディオとは、クラスメートで友達みたいな存在。
まあ、彼は凄くモテるから よく私は 女子達の批判の声があげる。
もう、なれたんだけどね。
電話だったので、恐る恐るボタンを押して 話しかけた。
「もしもし… 」
『あ、早希?
こんな時間にごめん!』
やっと出たから、安心したのかな?
『お前、女子達にイジメられてないか? 最近元気ないけど。』
う、図星…
「だ 大丈夫だよ! ただ… 下駄箱に手紙が入ってて、“フィディオに近づくな!”ってかかれてた…」
『………………俺は、早希と離れるなんてやだよ! そんなの そいつらの勝手じゃないか!」
普段全然怒らない フィディオが激怒していた。
「フィディオ…」
『俺は… 早希が好きなんだよ… いい加減気づけよ!』
!?
最初はびっくりしたけど、後々 嬉しくて泣いた
『な、なくなよUu 可愛い顔が だいなしだよ』
「う うん//////」
『いつも、俺の側で笑ってて欲しい… 早希 好きだよ 』
「私も」
電話で伝える、愛してる
- 4 -
[*前] | [次#]
ページ: