ある日の昼休み 1ページ/1ページ
昼休み、その日は珍しくお茶以外の飲み物も購入。 梅雨時らしく、外は雨。 最後の授業が移動教室だったために、お弁当も持っての移動。 そのまま、蓮二の待つ教室に行けば。 外をぼんやり眺める姿。 珍しい姿に驚きながらも近付けば。 「お疲れ」 「外、何か面白いのでもあった?」 「いや。雨が止まないと、室内練習になるからな。そろそろ、丸井と赤也が飽きる頃だと思っただけだ」 そう答える蓮二に、容易に想像が出来て笑ってしまう。 「珍しいな」 「ん?あ、コレ。たまに、飲みたくなるのよ」 「そうか」 「うん。はい、お昼」 蓮二に指差されたのは、炭酸飲料。 基本的に、飲まないのだけれど。 無性に飲みたくなる時が、たまにある。 そんな、ある日の昼休み。 [ 5/53 ]← →
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