ある日の昼休み
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 昼休み、その日は珍しくお茶以外の飲み物も購入。
梅雨時らしく、外は雨。
最後の授業が移動教室だったために、お弁当も持っての移動。
そのまま、蓮二の待つ教室に行けば。
外をぼんやり眺める姿。
珍しい姿に驚きながらも近付けば。
「お疲れ」
「外、何か面白いのでもあった?」
「いや。雨が止まないと、室内練習になるからな。そろそろ、丸井と赤也が飽きる頃だと思っただけだ」
そう答える蓮二に、容易に想像が出来て笑ってしまう。
「珍しいな」
「ん?あ、コレ。たまに、飲みたくなるのよ」
「そうか」
「うん。はい、お昼」
蓮二に指差されたのは、炭酸飲料。
基本的に、飲まないのだけれど。
無性に飲みたくなる時が、たまにある。
 そんな、ある日の昼休み。

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