運命の待機時間は燃え尽きた/紺炉


みょうじなまえがいなくなってから、もう二十年になる。
なまえは俺と同い年の浅草の女で、知り合いや友達の少ない奴だった。
性格に問題があるとかそういう話ではなくて、単純にあまり外に出られない奴だったのだ。夏の暑さにも冬の寒さにも弱く、たまに外に出てきたと思ったら出先で倒れるなんてのはザラだった。そんななまえと俺が特別親しかった(と俺は思っている)のは、ただ家が近かったというだけの理由だ。理由はそうだが、それはきっかけにすぎない。
俺はなまえのことを好いていた。あいつのことが自分のことよりも心配で、一生だって面倒をみてやりたいと、子どもながらに思っていた。無茶ばかりするあいつの傍で、一番近くで、あいつを見ていたいと、当時の俺はそんなことばかり考えていた。

「初恋は実らないって言葉があるだろ」

ひたすらなまえのことだけを見ていた俺に、そう言ったのは誰だっただろうか。いいや、言われたわけではなく、大人が話をしているのを聞いたのかもしれない。俺にとっての初恋は、間違いなくなまえだった。
だが、実らない、ということがあるのだろうか。
俺はなまえをこんなにも好いているし、なまえだって俺とは親しくしている。お互いの誕生日だって祝い合う。なまえは体が弱いくせにじっとしているのが苦手で、暇さえあれば部屋から抜け出すことばかり考えている奴だけれど、知り合い、友人と呼べる人間なんて片手で数えられる程度しかいない。今はまだなまえの方にそういう興味がなくたって。その内には。

「オイ、なまえ」
「うわ、紺炉」
「お前はまた寝床抜け出して来やがったのか! またぶっ倒れたらどうすんだ!」
「た、倒れないよ今日は。調子いいし」
「お前の調子がいいほど信用できない言葉はねェ」
「本当に調子いいよ」
「聞こえねェな」

俺だって本当はなまえの好きにさせてやりたかったけれど、十代の俺はなまえの体のことがとにかく心配だった。蹲って息を荒くして、冷や汗を流しているなまえを見ると寿命が縮む。
なまえを小脇に抱えて持ち上げて、なまえの家へと真っすぐ向かった。

「紺炉。今日お祭りあるでしょう」
「駄目だぞ」
「大丈夫だって」
「駄目だ」
「見逃してよ。なんか、なんかいいものあげるから!」
「なんにもいらねェよ。大人しくしてろ」
「じゃあなんでもするから!」
「なん、」

そんなことを言われて、なまえにやって欲しいことがぶわっと脳内に広がる辺り俺もガキだったし、なまえにハマっていたのである。俺が黙っているとなまえはこちらを見上げて「紺炉?」と首を傾げた。

「なに、紺炉、えっちなこと考えた……?」
「か、考えるわけねェだろ!」
「あっ、もしかして、むっつりすけべ……」
「興味ねェって言ってんだろうが! 落とすぞ!」
「興味ないの? 紺炉はモテるのに、勿体ないね」

この野郎。一番気を引きたい相手がこの有様だったので、俺は「はあ」とため息を吐いた。なまえは本当に調子がいいのか、俺に抱えられながら鼻歌を歌い始めた。聞いたことのない歌だった。

「どうした? その歌」
「んー、教えて貰った」
「誰にだ?」
「新しく来てるお医者さん、の、お弟子さんかな? オルゴールって言う音のでる箱くれたんだよね。その歌」

だから、正確には教えてくれたのはそのオルゴールなんだけれど、となまえは上機嫌だった。ああ。確かに、医者を変えたとか言っていた。その弟子? なんにせよ、医者と仲良くやれるのは悪いことではないはずだ。
俺はそんな能天気なことを考えて「よかったな」と言った。

「それで紺炉、おまつり」
「駄目だ」
「かわいい浴衣を買って貰ったから着たい」
「……」
「どうしても着ーたーいー」

駄々を捏ねるなまえに思うところはもちろんあった。俺だってそんななまえと歩けたら、どれほど幸せかと思う。いや、待て。俺が一緒に行ってやれば解決するのかもしれない。倒れるところは見たくはないが、倒れたら抱えてもやれる。俺はちらりとなまえを見下ろした。
なまえは「行きたいなあ」「りんごアメ食べたいなあ」とぶうぶう言っている。ごくり、と唾を飲み込んだ。

「しょうがねェな。それなら、俺と」
「あっ!」

なんだってんだ。俺の言葉は見事に遮られた。なまえは前方に向かって手を振っている。「先生!」先生。「紺炉、離して。挨拶するから」そう言われては離さないわけにはいかず、俺はなまえを地面に降ろしてやった。危なっかしい足取りで人混みの合間を縫って白衣着た若い男に駆け寄った。俺よりも少し年上だろうか。真面目そうな見た目の男だった。
俺はなんとなく近寄りがたくてゆっくり時間を掛けて近くまで行った。
先生、と呼ばれた男と目が合うと頭を下げる。「こいつが世話になってます」言うと「私はただの助手ですけどね」と柔らかく笑っていた。印象は悪くない。きっといい医者になる。そんな気がした。

「じゃあ、先生。また後で」
「はい。仕事が終わったら迎えに行きます」

待て。なんだそれは。どうにも体の具合を見るって感じじゃねェぞ。なまえが先生、と呼んだそいつの背中を見送りながら、俺はできるだけ平静を装って聞いた。

「後でってなんだ」
「ふふ」

幸せそうな笑顔だった。喉の奥を掴まれたような痛みが走る。

「先生がお祭り連れてってくれるって」
「は?」
「今日は本当に調子がいいし、先生がいれば具合悪くなっても大丈夫だからって」
「そんなもん、迷惑だろうが。やめとけ」
「む。迷惑かもしれないけど先生が一緒に行ってくれるって言ったんだよ。だからいいじゃない」
「よくねェ」

全然、全く、何一つとして良くはない。「んふふ」と上機嫌ななまえに追いすがるように「オイ」「聞いてんのか」と言うが、もう俺の声は届いてない。人の気も知らないですきっぷなんぞしているなまえは俺の腕をひらりと交わしてべっとこちらに舌を出す。

「じゃーね、紺炉。あんまり口うるさいと嫌われるよ」

なまえはこの将来有望な先生と遠からず、恋人同士となった。
それを聞いた時の俺の絶望と言ったらない。医者を変えてからのなまえは見違えるように元気になったし、その若い医者と浅草を歩いていることも増えた。そうすると否が応でも目に入るわけだ。
避けよう避けようと思っても、見てしまう。
なまえの一番良い表情を一番近くで独占しているあの男が羨ましくて、妬ましくて堪らなかった。時々は友人ということでなまえと会うこともあったが、いつ会っても、いつまで経っても愚痴の一つも出て来やしない。不満の一つもないようで、なまえはずっと笑っている。「口うるさいと、嫌われる」と言ったなまえの声が頭の中でぐるぐると回っている。
酷い言われようだ。俺はただ。こいつのことを心配していただけなのに。無茶ばかりするから、止めなければと思っていただけだったのに。
今にして思えばとんでもないお節介だったのだろうが、全てが今更である。
そのなまえは、二十年前から行方不明なのだから。



その頃の俺は後悔ばかりしていた。
もっと早くに気持ちを伝えていれば、もっとあいつと一緒にいてやれば。あの時はっきりと、行って欲しくないと止められたなら。
そんなことばかり考えていたせいでどこか上の空で、先代にもしっかりしねェかと怒られ、その頃は本当に散々だった。こんなことではいけないと思って文机の上を見るとなまえに貰ったものが並んでいるという有様だった。捨てることは無論できなかった。今だって同じ場所にある。
そして友人であるのをいいことに、恋人がいると知りながら話し相手になりに行った。一度なまえの家でばったり会ったが、若い医者は「ありがとうございます、いい気晴らしになると思います」と言った。余裕だな。と思ったり、偉そうに、と思ったりした。そうに違いがないのだが、まるで、なまえを自分の身内のみたいに扱った言い草も気に入らなかった。
こいつの顔など見るのも嫌だったが、何度か飯屋で一緒になったことがあった。こいつからもやはり、なまえへの不満なんかは出てこなかった。悔しいが人格者だ。なまえの人を見る目は確かで、俺の入る隙など少しも見つかりはしなかった。
けれど。
それでも。

「紺炉」
「どうした」

俺は未練がましくなまえの話し相手になって。

「あのね。あの人が、結婚しようって言ってくれて」

そしてまた絶望するのだ。
また遠くに行ってしまうのだと真っ黒な感情を腹に抱えたまま「よかったじゃねェか」と心のどこにもないことを言う。
俺は、こんなにお前を好きなんだけどな。終ぞ、好きという言葉は言えなかった。言えないまま、なまえとその恋人との祝言の日取りが近付いて。近付いて。近付いて。祝言の三日前。男は焔ビトになって死んだ。



祝言をする予定だった日、三日前から生死の境を彷徨っていたなまえが目を覚ました。
俺は片時も目を離さず、ずっとそばに座っていた。
最初、意識を朦朧とさせながら、なまえはあいつの名前を呼んだ。「違う」と俺は静かな声で否定した。俺は相模屋紺炉だ。

「紺炉……?」
「調子はどうだ」
「ああ」

なまえは全身を火傷していた。医者の恋人が焔ビトになった時、他に被害が出ないようにと押さえていたからだった。皇国の医者を呼んで必死に治療して、大部分の火傷は治っているのだが、ずっと押さえていたせいで、腕の火傷は他の部位の比ではないくらいに酷かった。だから、腕の火傷の痕だけは、一生残るだろう。そう言われていた。
それをなまえに伝えた時、なまえは「そう」とだけ返事をして、微かに笑った。俺は拳を握りしめていただけだ。
布団の中でぼうっと天井を見つめるなまえが両腕を上げて、自分の手のひらで目を押さえた。

「さいあく」

いつもいつも、バカみたいに「調子が良いから」としか言わないなまえの、そんな言葉も、そんな声もはじめて聴いた。手の中に納まりきらなかった涙が流れ落ちて枕を濡らす。俺は、どう声をかけていいかわからなくてただじっと隣に居ただけだった。もっと気の利いたことができたのでは、と思うけれど、当時の俺にはそれが限界だった、という気もする。

「なまえ」
「……ああ、紺炉」

俺は変わらずなまえの家に通った。なまえは薄っすらと笑って俺の名前を呼んだ。白状しよう。今度こそは俺のものになると思っていた。丁度良かった、と確かに思って、なまえがまた誰のものでもなくなって嬉しくなった。同時に、こんなことを考える人間がなまえを本当に幸せにできるのか、とも思った。
実際、なまえの覇気のない様子を見ると、情けなくも自信がなくなった。すなわち、やはり俺ではだめかもしれない。という気分になった。

「調子はどうだ」
「うん」

それ以外の返事は以来、聞いていない。
余計なことは喋らなくなったし、明らかに落ち込んでいる。それでもどうにか生きているのは、なまえをこうして生かしているのは、あの男である、という気がした。俺にはなにができるのか。毎日考えたが、結局、なまえを思い切り笑わせることもできない内に家を出る。そんな日々だった。
特に、なまえが寝ている時に隣に居ると、なまえは、起きた時に必ずあいつの名前を呼ぶのである。それが最悪だった。「違ェよ!」と怒鳴ってしまったこともある。なまえは申し訳なさそうに「ごめんね」とだけ言った。そうなると俺はもう何も言わずに帰るしかない。
半年が経った頃だった。
なまえを浅草の町中で見かけた。
俺は無意識に駆け寄り「なまえ」と呼んだ。

「紺炉」
「お前、大丈夫なのか」
「大丈夫だよ」
「調子は」
「うん」

否定も肯定もされないことには慣れていたが、俺はなんだか胸がざわざわして落ち着かない気持ちになった。帰れ、今すぐに戻れ。そう言いたかったが、言葉が出ない。

「なら、いいけどよ」

ようやく出てきたのはなんの捻りもない言葉だった。「うん」なまえはもう一度頷いた。そして、言う。「じゃあ行くね」どこへ行くのか。どこまで行くのか。俺は引き留めなければならない気がした。
また、肝心な時に黙って見ているだけなのか、と思ったら、声が出ていた。足は依然動かないが、声はかけられる。

「なまえ!」

正体のわからない不安感はまだあったが、なまえに大きく手を振った。

「またな!」
「うん。またね」

その、また、は未だ訪れず。
この日から二十年。なまえの行方は杳として知れない。浅草総出で探して、クソッタレの皇国にも捜索願を出したが、痕跡すら見つかっていない。浅草の爺婆連中は「神隠し」だと言ったし、なまえとあいつとの関係を知っていた奴は「海に身を投げたのでは」と噂をした。若い連中は「旅に出たんじゃないか」と囁き合った。
俺はどれでもいいと思っていた。唯一、死んでいる、という結論以外ならどれでもいい。
また会って、また名前を呼んで貰えればそれでいい。
それだけでいいのに。
俺はぐっと、なまえの背中に手を伸ばす。
何も、掴めなかった。



懐かしい夢を見ていた。色あせたことはないが、懐かしい夢だった。
ふう、と一息吐いたタイミングで、ぱたぱたと屋根を雨粒が叩く音がした。ヒカゲとヒナタが遊びに出ていたはずである。傘を持って行っただろうか。もし詰所にあるようなら持って行ってやらなければ。
そう思いながら立ち上がって傘立てを見る。案の定、二人の傘はここにある。俺は傘三本を持って外に出る。ばっと番傘を開いて歩き出した。一つ目の角を曲がったところだった。

「うおっ、なんだ?」

足元に何かが横たわっていた。
人だ。
細い、女だ。

「おい、おいあんた。大丈夫か?」

傘を置いて抱き起すと、息が止まった。
念のため袖を捲って確認する。両腕に、火傷の痕。顔だちは完全になまえのものだ。だが。こんなことがあるのだろうか。目の前にいるなまえの姿は、二十年前から一つも変わっていない。まさか、娘? 当時なまえも俺も十八歳。すぐに子どもを産んでいればこのくらいの年に成長していてもおかしくは。

「う、」
「! お、おい、俺がわかるか?」

うっすらと目を開けた。
いいやこれは。
これはなまえだ。間違いない。俺はなまえの頬を数度叩く。雨の中倒れていたせいで泥が付いてしまっているし、記憶にあるなまえよりもいくらか細いが、これがなまえでなければ誰だと言うのか。

「あ、なたは?」
「なまえ? 俺がわからねェのか」
「えっ」

なまえはじっと俺の顔を見上げる。
見て、見つめて、そして、言った。

「だれ、だっけ」

俺はぎゅっとなまえを抱きしめた。

「待ってたぜ。なまえ」

なまえはいまいち意識がはっきりしないようで「どうして」だとか「何故」だとかうわ言のように繰り返していた。傘のことなどすっかり忘れて抱え上げると、数歩歩くうちにまた眠ってしまったようだった。



流石に、紅丸にだけは事情を話した。
「なんだそりゃ」と首を傾げた後「お前が面倒見るならなにも心配ねェだろ」となまえを詰所、俺の隣の部屋に置くことを了承してくれた。
もちろん、他の連中も当時のことを知っている奴はいるから「本当に神隠しだったんだな」と驚いていた。し、いくら友人が少ないとは言え二十年前の大事件である。少しの間だけ浅草はなまえの話題で持ち切りだった。
しかし、その町の様子が「お前は二十年行方不明だった」と言う俺の説明を信じる理由の一つになった。なまえは「どこで何をしていたんでしょうね」と他人事のように受け入れていた。

「なまえ」
「ああ、相模屋さん。どうかしましたか」
「いやなに、外で練り切り貰ったからよ。茶でもどうかと思ったんだが」
「わかりました。お茶淹れてきますね。何人分ですか?」
「二人だ」
「新門さんと二人ですね」
「お前さんと二人だよ」
「えっ、私」

なまえは当時の記憶をきれいさっぱり失っていた。自分の名前から出身、来歴まで全てだ。言葉や日常で使っていたものの名前などは憶えていたから、生活に苦労することはなかったし、俺には都合が良くもあった。なまえと、はじめましてからやり直すことができる。

「嫌か?」
「いえ、だって、昨日もお蕎麦御馳走になりました」
「昨日は昨日だろ?」
「一昨日も髪飾り頂きましたし」
「一昨日は一昨日だなァ」
「その前も」
「全部覚えてくれてんのかい? ありがとよ」

やり直せる、と思ったくせに、俺は、なまえが二十年前はここで暮らしていたという事実を使い、全部忘れているのを良いことに、なまえに俺という存在を都合の良いように刷り込もうとしている。
なまえが俺のことを強く意識しはじめたらしめたものだ。

「だから、今回は、ああ。ヒカゲちゃんヒナタちゃんとかにあげて下さい」

断るな。と思うのだが、なまえの好みは真面目そうで誠実な男だ。しつこく誘って煩くするだなんて言語道断である。

「俺は、なまえと食いたいんだが」
「で、でも」
「わかった。本当の所貰ったってのは嘘だ。俺がお前さんと食べたくて買って来た」
「ええ……?」

……許可が下りるまで食い下がろうとするのも嫌われかねない。だが。どうしても、一瞬。ほんの一瞬目を離した隙に奪われたことが思い出されて引き下がることができない。

「これでも、駄目か?」
「……お茶、淹れてきます」

紅丸は呆れて口を開けていた。「うるさすぎんだろ」と言われたが、そんなことはないはずだ。二十年前に比べたら大分静かである。口を開けば「帰れ」「寝ろ」と言っていた頃とは違うのだ。

「そうこなくっちゃなあ」
「……相模屋さんがそれでいいなら、いいんですけどね」

なまえは手際よくお茶を用意しながら、ちらりとこちらを振り返った。ああ。変わらない。記憶のなまえより細いし、大人しいし、話し方も違うけれど。これはなまえだ。

「あの」
「どうした?」

俺は甘くなまえの髪を指先ですくい頭を撫でた。なまえの耳は赤いし、驚いたのかからだをぴくりと震わせていた。その状態のままこちらを見上げる。

「どうしてこんなに良くしてくれるんですか?」

贈り物も差し入れも、誰がどうみても貰いすぎだ、となまえは主張した。おかしい。記憶喪失の女にそこまでする義理があなたにあるのか。よくぞ聞いてくれた、と俺は思う。どうかなまえの深いところまで届きますようにと念じながら、悠々と答えた。「決まってるだろ」

「お前さんは、俺の運命の女だからな」

「う、うえ? 運命?」なまえが顔を赤くして驚いているので、俺はできるかぎり柔らかく笑う。あの男のように。なまえが誰より愛したあの男。もうこの世にはいない。なまえの記憶の中にすらいない男の影を、俺が纏う。

「そう。運命だ」

だから、もう二度と、他の誰にも渡さない。


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20200701:プロット交換会でハスさんに書いてもらったプロットの二枚貝ばーじょんです…。

 

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