02/18:お昼休み。 カフェテリアにて、日吉と樺地とランチ兼ミーティングをしていた時のこと。 日吉の携帯が鳴って、俺達に一言謝った日吉はそれを開いた。 「……ふっ」 ってディスプレイ画面を見て薄く笑う日吉。 「……」 「……」 俺と樺地は唖然とする。 だって、日吉が携帯画面見て、一人笑うなんて(熱でもあるの?と思ってしまう) 「見ろよ」 うれしそうに(笑ってないけど頬がちょっと緩んでる)突き付けられた画面には、青い空の写真。 真ん中の辺りに楕円形の黒い影が映り込んでいる。 というか滝先輩から送信されてきたんだ? 「…あ。これUFO?」 「そうだ。でも、偽物だ。窓ガラスにシールでも貼ったに違いない」 「…じゃあなんでうれしそうなの?」 「別にうれしくはない。おかしくないか?…あの人なに考えてるんだ。きっと退寮の準備に飽きて、暇潰しにやったんだろうけどな。退屈だからって、これはないだろ」 見解を述べながら、日吉はもう元の無表情に戻っていた。 返事もせずに携帯をしまうと、またミーティングの話を始めた。 ……なんというか、その、仲は良いんだね。 俺と宍戸さんとは温度が違うというか。なんというか。 前日 翌日 ちょ誕企画 | Text | Top |