ミ★1st Anniversary! | ナノ
no kiss, no smoking+


「あ。喉乾いてんなら、そこのミネラルウォーター飲んでいいぜ」
「わぁ、ありがとうございます」
「俺のじゃねえし。千石がくれたんだよ」
「…あ!千石先輩、もう帰っちゃったですかね…っ」
「知らね。帰ったんじゃねぇの?」
「…そうですか…」
「…なんだよ」
「僕…になってた亜久津先輩が怪我してたの、先生方にフォローしてくれたです。お礼、明日でもいいでしょうか…」
「あっ。つーかオメー勝手にキスしてんじゃねぇよ!」
「ふぇっ」
「大怪我してんのに自分の身体に戻ったって、痛い思いするだけじゃねーかよっ」
「ご、ごめんなさ…っ」
「あー。謝んのこっちだから。…ックソ…気付かなかったぜ…」
「…ごめんなさい…」
「だから謝るなっての」
「は、はいです…(…亜久津先輩が痛い思いしたままは嫌だったから。ごめんなさい)」
「あのさ、」
「はい」
「なんで俺の身体、怪我してねぇんだ?」
「え」
「俺がやられてた時、おまえがあいつらどうにかしたんだろ?」
「あ、えっと、僕と駆けつけてくれた千石先輩が、です」
「ふうん。それにしたって、一発くらいくらいそうなもんだけど…」
「亜久津先輩の鞄に入ってたアレ使ったから大丈夫だったです」
「ああ、そういうことかよ。…………エッ!?!」




End.


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