◇いただきもの | ナノ



好きだから 2

「ふぁ・・・ん、ぁあ」

いきなり深いものをされて、宍戸は驚きのあまりされるがままである。
しかし、鳳の手が身体に触れてきたことで我に帰り、鳳の身体を思いっきり叩いた。
鳳は渋々口を離し、二人の唇を繋ぐ銀の糸を舐めとる。
そしてかけていた眼鏡を外し、ポケットにしまう。
その何気無い一連の動作がとても美しく、宍戸は思わず見惚れてしまう。
鳳はそんな宍戸を見て微笑む。

「亮くん、可愛い」

宍戸の額に、ちゅっというリップ音をたてながらキスをする。
そして口は首筋をたどりながら、手はボタンを外し始める。
宍戸は顔をしかめて、あからさまにむっとした。

なんかこの扱い、気に食わねぇ。

宍戸がむっとしたのに気付いた鳳は、動作を続けたまま尋ねる。

「どうかしました?亮くん」
「ん・・・べ、別に。っつ」

鎖骨を急に強く吸われ、宍戸は短く声をもらした。
鳳は微笑んだまま、宍戸のネクタイをほどきにかかる。

「嘘。亮くん、不機嫌になったでしょう?言わないと・・・縛るよ?」

宍戸の首からネクタイを引き抜き、それに口付け、笑みを深くする。

なんでさっきと同じ笑顔なのに怖いんだよ!!

宍戸は目を白黒させながら、心の中で叫ぶ。
ここで言わないと本当に縛られると思い、宍戸は口を開いた。

「〜〜んなよ」
「え、何?」

声が小さくて聞こえ無かったので、もう一度尋ねた。
ボタンを外す手はそのままである。

「っ。だから!こ、子ども扱い・・・すんなよ」

宍戸は鳳から目をそらして、恥ずかしがりながら言う。
本日二度目のヒット。
27歳。宍戸に・・・(略)
鳳は暴れ出しそうになる本能をなんとか抑え、宍戸の顔をこちらに向ける。

「子ども扱いなんてしてませんよ?それに、子どもにこんな事出来ないでしょ?」

鳳はそう言って、ズボンの上から宍戸のぺニスを触る。

「ああっ。ちょっ・・・止め」

宍戸のぺニスは少し反応していた。
鳳はそれを見てニヤリとする。

「少し反応してますね。・・・キスだけで感じちゃった?」

耳元で声を低くして囁く。
宍戸が耳に弱いと知っていての行動だった。

「ひぁ!耳は・・・止めろ。ってか、ここ学校!!」

宍戸はやっと、ここが教室である事を思い出した。
もう下校時間は過ぎているとはいえ、いつ人が来てもおかしくない状態である。
鳳は思わず苦笑してしまう。

「そんな今更な・・・」

そう言いながらズボンとパンツを脱がし、宍戸のぺニスに直に触れる。
その手に翻弄され、宍戸は喘ぎ声を押さえる事が出来ない。

「ちょっ・・・ん、やめろって。ひぅ・・・ちょたぁ」
「フフ。こんなにしてるのに止めていいんですか?それに・・・」

鳳はそう言って、宍戸の太ももに自分のぺニスを押しあてる。
宍戸は瞬時に顔を真っ赤にした。

「俺もこんなになってるんです。・・・ヤっちゃダメ?」

そう言って鳳は首を傾げる。
その仕草に、不覚にも宍戸はときめいてしまった。

なんで30近いおっさんが首傾げた所見てドキドキすんだよ!!
可愛いとか思ってんだよ!!

そう思ったら最後。
宍戸は鳳に身をゆだねてしまうのだ。

「・・・変態」

宍戸は精一杯の反抗として、悪態をつき、キスをする。
肯定と受け取った鳳は宍戸の舌と自分の舌を絡める。
宍戸がキスに夢中になっている間に、ズボンとパンツは膝まで下ろした。





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