好きだから 2 「ふぁ・・・ん、ぁあ」 いきなり深いものをされて、宍戸は驚きのあまりされるがままである。 しかし、鳳の手が身体に触れてきたことで我に帰り、鳳の身体を思いっきり叩いた。 鳳は渋々口を離し、二人の唇を繋ぐ銀の糸を舐めとる。 そしてかけていた眼鏡を外し、ポケットにしまう。 その何気無い一連の動作がとても美しく、宍戸は思わず見惚れてしまう。 鳳はそんな宍戸を見て微笑む。 「亮くん、可愛い」 宍戸の額に、ちゅっというリップ音をたてながらキスをする。 そして口は首筋をたどりながら、手はボタンを外し始める。 宍戸は顔をしかめて、あからさまにむっとした。 なんかこの扱い、気に食わねぇ。 宍戸がむっとしたのに気付いた鳳は、動作を続けたまま尋ねる。 「どうかしました?亮くん」 「ん・・・べ、別に。っつ」 鎖骨を急に強く吸われ、宍戸は短く声をもらした。 鳳は微笑んだまま、宍戸のネクタイをほどきにかかる。 「嘘。亮くん、不機嫌になったでしょう?言わないと・・・縛るよ?」 宍戸の首からネクタイを引き抜き、それに口付け、笑みを深くする。 なんでさっきと同じ笑顔なのに怖いんだよ!! 宍戸は目を白黒させながら、心の中で叫ぶ。 ここで言わないと本当に縛られると思い、宍戸は口を開いた。 「〜〜んなよ」 「え、何?」 声が小さくて聞こえ無かったので、もう一度尋ねた。 ボタンを外す手はそのままである。 「っ。だから!こ、子ども扱い・・・すんなよ」 宍戸は鳳から目をそらして、恥ずかしがりながら言う。 本日二度目のヒット。 27歳。宍戸に・・・(略) 鳳は暴れ出しそうになる本能をなんとか抑え、宍戸の顔をこちらに向ける。 「子ども扱いなんてしてませんよ?それに、子どもにこんな事出来ないでしょ?」 鳳はそう言って、ズボンの上から宍戸のぺニスを触る。 「ああっ。ちょっ・・・止め」 宍戸のぺニスは少し反応していた。 鳳はそれを見てニヤリとする。 「少し反応してますね。・・・キスだけで感じちゃった?」 耳元で声を低くして囁く。 宍戸が耳に弱いと知っていての行動だった。 「ひぁ!耳は・・・止めろ。ってか、ここ学校!!」 宍戸はやっと、ここが教室である事を思い出した。 もう下校時間は過ぎているとはいえ、いつ人が来てもおかしくない状態である。 鳳は思わず苦笑してしまう。 「そんな今更な・・・」 そう言いながらズボンとパンツを脱がし、宍戸のぺニスに直に触れる。 その手に翻弄され、宍戸は喘ぎ声を押さえる事が出来ない。 「ちょっ・・・ん、やめろって。ひぅ・・・ちょたぁ」 「フフ。こんなにしてるのに止めていいんですか?それに・・・」 鳳はそう言って、宍戸の太ももに自分のぺニスを押しあてる。 宍戸は瞬時に顔を真っ赤にした。 「俺もこんなになってるんです。・・・ヤっちゃダメ?」 そう言って鳳は首を傾げる。 その仕草に、不覚にも宍戸はときめいてしまった。 なんで30近いおっさんが首傾げた所見てドキドキすんだよ!! 可愛いとか思ってんだよ!! そう思ったら最後。 宍戸は鳳に身をゆだねてしまうのだ。 「・・・変態」 宍戸は精一杯の反抗として、悪態をつき、キスをする。 肯定と受け取った鳳は宍戸の舌と自分の舌を絡める。 宍戸がキスに夢中になっている間に、ズボンとパンツは膝まで下ろした。 前 次 Text | Top |