◇会話文 | ナノ



眼鏡をはずす夜

※なんだかキモ足設定




「ああ、鳳。ちょっと質問なんやけど」
「はい?何でしょうか」
「メガネ掛けとる宍戸…どうや?」
「へ?な、何ですか急にっ」
「ここに貴重な写メがある」
「――こっ、これは…!宍戸さんが眼鏡掛けて勉強してる!!どういうことですか忍足先輩ッ」
「まぁ、ふざけて撮ったものの一部なんやけど…なんか萌えへん?」
「(もえ?)…すっげーかっこいいですっ、可愛いなぁ…!忍足先輩、これ頂けませんか?」
「ああ、ええよ。やるやる。そのつもりで見せたんやし。…それよか、どう?眼鏡宍戸は。下がってズレたの掛け直してたらめっちゃ萌えへんか!?」
「(もえ??)…なんかセクシーじゃないですかぁ、それ。イイっすね!宍戸さん、眼鏡姿もクールです!」
「まぁ、せやろな…。あと…やっぱキスんときに外したりしたらもう、カンペキ萌へ」
「うわーっ!!ちょ…!ドキドキしちゃいますってソレ!」
「あ…、あぁ。ドキドキ、な…。…でもな?宍戸の眼鏡をトリがそっと外してやって…チュウっ、とかのシチュもありやないか?俺はそっちの方がめっさ萌えると思うんやけど…っ!どや!?」
「…あ…そ、それ…いいですね…鼻血でそうです、俺…」
「な。な!萌えるわー!トリも萌えへーん?」
「(ししどさん…)…キスだけじゃ足りないくらいですよ、もう…っ」
「”萌え”がな!そら”萌え”過ぎてキスじゃ足りんわなぁ〜!トリも男の子なワケやし?」
「眼鏡掛けても可愛いなんて…宍戸さん…」
「トリも『まだまだやね』。…宍戸はなぁ、さらにツンデレが加わるんやでー!…ええか?ベットに押し倒したら抵抗してた眼鏡宍戸も、いざ眼鏡を取られたら急に照れてまって、赤くなった素顔を曝け出して素直になる!普段はそないなこと絶ッ対せぇへんのに、自分からギュッと抱きついてきて…『俺も好き…』――とかなッ!?き、究極の萌えやわーッ!!こらぁアカンわ!自分で言っといてアレやけど萌えるわーっ!!」
「……」
「はぁ…はぁ…どうや、トリ…?…これはさすがに”萌え”たか…ッ!?」
「……れの……俺の宍戸さんに何いかがわしい想像してるんですかアンタ!怒りますよ!!」
「ぅお!ど、どうしたんやトリ!?萌えは…ちょ、待て待て!スカッドやめ…っ!」




End.

長太郎に『萌え』って言って欲しかった忍足先輩。





Text | Top