◇会話文 | ナノ



カタルシス

「おーい鳳宍…やなかった。おおとりー、ししどー」
「はい?なんでしょうか」
「今、変な呼び方しなかったか?とりし…」
「えー?そんなん言っとらんよ。空耳ちゃうん?まぁ、そんなのは今さらどうでもいいわ。あんな、この前、跡部んちで遊んだ時の写真できたからあげよ思て」
「おー、見てぇ」
「見たいです」
「これに現像したの入ってるから。宍戸はこっちの水色のアルバム見て」
「おう」
「そして、トリは…こっちのピーンクのアルバム見せたるで☆」
「ありがとうございます」
「うわっ。この写真すげーな」
「せやろ。みんなはっちゃけ過ぎやねん。はは」
「ぶはっ…!この写真…すご…」
「せやろ?…はだけ過ぎやねん(宍戸の服が)うふ」
「岳人ケーキがっついてガキみてぇだな」
「かわいいやん」
「ケーキ食べ…ッ……フォーク舐…!(宍戸さん誘って…!?)」
「エロかわいいやん」
「ジローのやつ、よだれ垂らして寝てるぜー」
「わー、口が半開きでかわいいです…っ(宍戸さんったら無防備!)」
「なぁ。長太郎見てるのなんかおもしれぇのあった?」
「え!?あ、いや…あの…し、いえ、えっと、い、今のところ、か、樺地の写真、しかないですよ…はは…」
「はぁ?なんだそれ」
「いいじゃないですか。宍戸さんはそっち見てて下さいよ」
「まぁ、樺地の写真ばっかり見たくもねぇけどよ…変化なさそうだし」


>>その後


「忍足先輩、全部現像お願いします」
「ええで(ウインク)」

「(宍戸さん、偶然立ち聞き)ち、長太郎?…樺地の写真なんてどうすんだ…」




End.





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