一日だけのバカンス PM 1:30 プール到着 宍「よし、長太郎。そこでちょっと待ってろ!」 鳳「え、なんですか」 宍「一人で泳ぐなよーっ」 鳳「え〜?……あ、宍戸さんジャンプ台行っちゃった………え、まだ登るの!?…わ……あ……えぇ!!」 宍「いくぜーーっ!!」 ザッパーーンッ 鳳「うわぁああッ」 宍「…っぷはぁ!…ハァ、どうだ、長、たろ」 鳳「び、びっくりしたじゃないですかぁ!もう!!」 宍「へへッ、大成功だな!」 PM 3:00 一休み 宍「席取っといたぜ」 鳳「ありがとうございます。ジュース買って来ましたよ」 宍「サンキューな」 鳳「はい、どうぞ」 宍「……おま…コレ…」 鳳「“ミントとレモンのラブラブ・トロピカル・スカッシュ”ですよ。宍戸さん、好きでしょ?さぁこっちのストローをどうぞ使ってください」 宍「待て。俺が好きな部分って1割程度しかないんだけど」 PM 5:00 いじわる! 鳳「ひどいよ、宍戸さんの…ばか」 宍「――長太郎〜っ」 鳳「知らないよ。あんなひと」 宍「長太郎ってば」 鳳「…なんですか?」 宍「ゴメンって。もう悪ふざけしねぇから」 鳳「宍戸さんなんかきらいだもん…」 宍「ごめんな?泣かせて」 鳳「なっ泣いてなんかないですッ!!」 宍「くく。目赤いじゃん」 鳳「こ、これはプールの塩素が」 宍「あーもういーじゃん。指きり!これで仲直り」 鳳「え」 宍「あと目ぇつぶれ」 鳳「…宍戸さん…大胆なんだから…」 宍「どうせパラソルで見えやしねぇよ」 鳳「えへへ。宍戸さんすき。だいすき」 宍「…けっ…現金なやつ。…ったく」 鳳「…」 宍「〜い、行くぞっ。長太郎!その浮き輪持って来い!!」 鳳「…はぁ〜い♪」 宍「まだまだ楽しみはこっからだかんな!」 鳳「はいっ」 ――宍戸アルバムから鳳宍でした。 前 次 Text | Top |