◇会話文 | ナノ



がくとのたんじょうび

鳳「向日先輩、お誕生日おめでとうございます。















……って宍戸さんなんで羽生えてるんですか!?か、可愛いなぁ〜ッ!俺、一瞬、天使が地上に舞い降りてきたのかと思いましたよっ!わぁぁ…この世のものとは思えないほどの清らかさと純真無垢に満ち溢れて……――宍戸さん、あなたは神の御使いそのものですね!俺、天に召されてしまいそうです!いや、あなたなら俺はそれでも構いませ…」

宍戸「うるせーしカワイイとか言うんじゃねぇバカ野郎。これは作りモンだ。岳人を祝うために付けろって、忍足に無理やり渡されたんだよ」
芥川「ほら長太郎!見てみて♪俺もペンギンなんだよ〜☆」
鳳「あ、ハイ、そうですね、ホント、ペンギンですね、この世のものとは思えないほど、ペンギンですね」
向日「お前らさー。俺が好きなのは羽のアクセだっつの!そんな仮装みたいなことして、それ侑士の趣味じゃん。コスプレだぜ?しかもペンギンって羽ってかんじ全然しねぇし(宍戸は天使って柄じゃねぇし)(って言ったら鳳に睨まれそうだから言わないけど)…どーゆうチョイス?」

忍足「萌えるチョイスやで。似合うてるやろ?」

向日「侑士っ。…お前、プレゼントセンス皆無だな……って、え、なんだよ?…箱?あ…羽のネックレス…」
忍足「あっちはおまけ。ホントのプレゼントはこっちやで。誕生日おめでと、岳人」
向日「…侑士…」
鳳「部室にもお祝いのケーキを用意してます。さぁ、行きましょう」
宍戸「岳人の好きな唐揚げもあるんだぜ」
芥川「みんな待ってるよ」
向日「…お前ら…












俺の誕生日、2日前なんだけど」




――数時間前――


忍足「やっば。がっくんの誕生日忘れとった!」
宍戸・芥川「あ」
忍足「ええぃ、しゃーないっ。大至急準備や!ジロは跡部に部室の使用許可とケーキの準備頼むわ!宍戸は旦那と若ちゃんに集合かけといてな!して後の事は俺に任せい!!!」




End.(最初に戻る)





Text | Top