『ボッスンは俺のこと、好きか?』 いきなりだな。 というか何を今更。 もちろん大好きだ。 愛してる。 スイッチは? 『愛してる。 ボッスンも、藤崎佑助も。』 俺しか知らない、スイッチのうっとりとした顔。 俺も気を抜けばそうなりそうだが、そうやすやすと見せてはやらない。 俺はこう見えて意地悪なんだ。 …え?意外じゃない? うっせ!そこはへぇそうなんだ意外〜で済ませとけよ! ……話を戻そう。 無表情でスイッチを見てやると、俯いて頬を染めていたスイッチが視線に気付いてぎょっとする。 『なんだ?』 「……」 『もしかして、嫌い、になった、のか?』 今にも泣きそうな顔のスイッチ。 うっひひ、可愛いなぁ。 毎回こうする度にこんな表情になるものだから、加虐心が煽られ……いやなんでもない。 おいそこのお前変態って言うな! 確かに気持ち悪い笑い方したのは謝るけどさ! 『ボッスン……』 「…ばぁーか」 そう言ってちゅっ、とスイッチの額にキスを落とした。 途端に真っ赤になるスイッチの顔。 『なん、』 「嫌いになるわけないだろ? 俺はスイッチを、これ以上無いってくらい愛してる」 『ボッスン……!』 ぱああ、とスイッチの表情が明るくなり、再びうっとりとした顔で笑いかけてきた。 あ、やばい。 可愛すぎるというか今のスイッチ、なんかエロい! 「スイッチ…」 『ボッスン』 スイッチを押し倒して深い深いキスをする。 スイッチの甘い吐息と押し殺した小さな喘ぎが響く。 明日もまた これを繰り返すんだ。 エンドレスノックアウト 『愛してる』 「知ってる」 end. **************** 前サイトの遺物です。 |