図書館だより 2008年度
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3/15(日)

今では当たり前のようなことでも、実は最近まで違っていた、ということが時々あります。

先日、津島の出来事を調べるため、図書館にある市の広報(T318シ)に目を通していました。
図書館では、途中の散逸はあるものの、昭和24年(1949)から現在までの広報が、ほぼ揃っています。

さて、この広報の中に、昭和25年(1950)、「娘18、二度も来る」という見出しがありました。
これは、全国で満年齢制が施行され「数え年」が廃止される、という内容の記事です。

数え年というのは、生まれた時点で1歳とし、1月1日を迎えた時点で問答無用の1歳追加、というものです。
このため、満年齢制に移行すると、誰もが1〜2歳、「若く」なったのです。

今では「0歳」や誕生日で1歳追加されるのは当たり前ですが、この常識、約60年前から始まった制度からなんですね。
満年齢制になって、それまでの1月1日の年齢プレゼント(強制)も、いまや「お年玉」に変化してしまい・・・。

一児の親としては、今が満年齢制でよかったな、と思います。
数え年の場合、もし子供が大晦日に生まれたら・・・翌日の生後2日で、なんと2歳!という事態も。


このほか、1950年代の広報には、「早くメートル法になれましょう」(尺貫法の廃止)や、ネズミ1匹2円で買い取るとか、害鳥として駆除される中にカルガモが含まれているなど、時代を感じる内容が満載です。

津島の広報は図書館奥の郷土コーナーに並べてありますので、どうぞ参考にして下さい。
(園)

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