図書館だより 2008年度図書館の現場から、毎日のトピックスや本の話題などを書き込んでいます！
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３／１（日）今日から2008年度の最終月になりました。図書館では年度の切替に当たっておおわらわです。
さて今日は、前回ご紹介した名前の付け方について、もう少しご紹介しましょう。
今月の韓国・中国のドラマ講座（3/14）は「則天武后」をお話しする予定です。
この則天武后、今から1300年前の中国唐の時代の人物（女性）なのですが、かなり名前（ネーミング）に凝っていました。
いくらでもあるのですが、例えば・・・
・都を置いた洛陽を「神都」と改称
・都に駐屯する軍隊を「天兵軍」と命名
・敵の名前を勝手に改名（李尽忠→李尽滅 [滅び尽くすという意味になる] など）
・ひたすら縁起のいい年号を制定（天冊万歳、万歳通天など）
などなど。
ほかにも、自分自身に縁起のいい名前を付け足し長くなりすぎ、あとから短く修正するなどの失敗もしています。
また、則天武后は漢字も創作しました。最も有名なのが「国」→「圀」でしょう。
国は四方八方を覆い尽くすものだ、という考えから、くにがまえの中に「八」と「方」の字を入れ、黄門様こと徳川光圀もこの漢字を気に入ったそうです。
このように、則天武后はかなり漢字にこだわっていました。
図書館には小説として津本陽著『則天武后』（上下巻 913.6/ツ）、DVDとして「則天武后」（778.8/ソ）、歴史本として外山軍治著『則天武后』（289.2/ト）などがありますので、どうぞご覧ください。
（園）
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