図書館だより 2008年度
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2/20(金)

ここ数日、寒の戻りで、当地でも雪がチラつくほどです。
とはいえ、津島市立図書館近郊、津島市下新田地区には、梅干し用の梅が畑にたくさん植えられており、その花が満開となっています。そして、その小枝でウグイス君が恋の唄の練習を始めています。


この季節、25日(水)は旧暦の2月1日。
この日は、津島市にある津島神社にとって最も重要な祭礼の一つである「開扉(かいひ)祭」が開催されます(午後8時より)。
この祭礼は俗称として「おみとまつり」とも呼ばれます。

日本三大火祭と誰も言っていませんが必見。
神社境内で氏子(現在は津島市消防署員)が巨大な大明火(たいまつ)を担ぎ、そのまばゆい明かりの中で神官が神前に特別なお供え物を奉納するというお祭りです。

名前の通り、津島神社の本殿扉が開かれるのは、夏の天王まつりの日と、この開扉祭だけだそうです。

誰でもおなかが膨れると機嫌が良くなります。
津島神社の神様も、この開扉祭の日は機嫌が良さそう・・・、きっと、この日にお願いすると何でも聞いてくれるだろうなぁ・・・などと思いながら参拝に行きます(笑)。


いえいえ、もう一つ楽しみがあります。先週と同様の話ですが、一瞬のクライマックスを撮影する話です。

東鳥居の下で点火された巨大な大明火は、国の重要文化財に指定されている「楼門」を潜るのですが、この時、楼門を潜る火炎によって、漆黒の闇に赤い楼門が、神社の神秘性を感じさせるように浮かび上がります。

しかし、担ぐ人も火炎の熱気に耐えられず、大明火は猛烈な速さで楼門を潜り抜けるため、輝きは一瞬です。
郷土の歴史に興味をもって約十年、毎年、その一瞬を狙って写真撮影するのですが・・・。

暗闇と火炎、この対比に撮影が追いつかず、これまで満足できる写真が撮れていません。


なお、この大明火の燃えかすは、田の虫除け、雷除け、箸として使えば歯痛快癒のまじないになるそうで、参拝者が奪い合う風景も祭り写真の題材となります。
近隣の方は是非ご参拝下さい。  (おなもみ)
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