図書館だより 2008年度
図書館の現場から、毎日のトピックスや本の話題などを書き込んでいます!
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2/15(日)
津島市立図書館の最大の特長は、何と言ってもその長い歴史にあります。
愛知県の中では最も古く、1895年(明治28年)に開館しましたので、今年で足掛け115年になりました。
今回はどの公立図書館で当たり前になっている「館外貸出」について。
この図書館が貸出業務を始めた時の話をご紹介しましょう。
最近、津島市立図書館の昔の記録を再調査しています。
その際、今から70年以上も前の昭和11年(1936)の記録に、「貸出業務を始めたいけど、どうしたらいいんだろう?」という内容が書かれていました。
この時、津島町図書館(当時)では、既に貸出制度を始めていた岡崎市図書館へ視察へ行きました。
岡崎図書館では、市内在住者に限り「有料貸出制度」を実施し、一律3円を徴収していたものの当時としては先進的な制度だったそうです。
しかも、市民に毎年「優待券」(無料貸出券のこと)4枚のおまけ付き。
ただし、津島町図書館が参考にしたのは、その後昭和14年(1939)に視察へ行った岐阜県の大垣市図書館だったようです。
昭和15年(1940)、津島町図書館は、大垣市図書館と同様の貸出制度が導入されています。
当時の津島町図書館は、読書普及のため、多大な尽力をしたことが、記録からうかがえました。
過去の大切な歴史とともに、これからも職員一同努力してまいりますので、今後とも津島市立図書館をよろしくお願いします。
(園)
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