図書館だより 2008年度
図書館の現場から、毎日のトピックスや本の話題などを書き込んでいます!
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1/31(土)

今週の水曜日から、図書館玄関近くの展示スペースで、「お酒と津島展」が始まりました。

お酒の起源や歴史、海部・津島の地酒などの解説パネル、一般の方から募集したお酒にまつわる川柳・短歌などを展示しています。

お酒の空き瓶も展示してあり、その中に「久保田」という名前の日本酒があるのですが、「久保田」と聞くと思い出すエピソードがあります。


あれは、さかのぼること6〜7年前。親戚中が集まる、あるお祝いの席でのこと。

宴もたけなわとなり、これにてお開きということで、おのおの帰り支度をはじめた頃、お酒好きな叔父が、こそっと「マンジュ、入ったから!今度遊びにおいで」との謎な言葉を残し、笑顔で去って行きました。

なんのことだかさっぱりわからず、「マンジュ?マンジュ、マンジュ・・・。まんじゅう?!」もしや、お饅頭のことを言ってるのか・・・?などと、頭の中は?マークでいっぱい。

しかし、「マンジュ」と言った時の、少々得意気?な叔父の様子からすると、何だかそうとう特別なもののような・・・。
そんなに珍しい饅頭が手に入ったのか?!そんな饅頭って一体・・・?!

あれこれ疑問を抱きながら、数ヶ月が経ち、ついにその日はやってきました。

叔父の家に家族と遊びに行くと、ホクホク顔で一升瓶を抱えた叔父がやってきました。
その一升瓶のラベルには、「久保田」、そして「萬寿」の文字が・・・!

マンジュって、「久保田」という日本酒の「萬寿(まんじゅ)」のことだったのね〜!!
疑問が解消された瞬間、ものすごくスッキリしたことを思い出します(笑)。


新潟県にある朝日酒造の日本酒・久保田には、萬寿・碧寿・翠寿・紅寿・千寿・百寿という種類があり、その中でも純米大吟醸・萬寿は、市場にそれほど出回らない、高価なお酒のようです(現在では、インターネットを使えば、手軽に入手できるようですけれど・・・)。

そんなありがたみのある萬寿のお味はというと、正直、具体的には覚えていないのですが(笑)、まろやかで飲みやすく、「すごくおいしい!」と感動した記憶が残っています。

あれ以来、萬寿をいただく機会は訪れていませんが、またいつかどこかで、ひょっこり巡り会えることを楽しみにしています。


現在、図書館では、お酒に関する本もコーナーとして展示してあります。
貸出もできますので、ぜひご利用ください。

おすすめの本
『ひとりガサゴソ飲む夜は・・・』椎名誠/著 角川書店 596.7シ
『発酵は力なり 食と人類の知恵』小泉武夫/著 日本放送出版協会 588.5コ  
『酒育のススメ どうして私はこんなに旨く酒が呑めるのか?』魚柄仁之助/著 家の光協会 596.7ウ  など
(い)

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