図書館だより 2008年度
図書館の現場から、毎日のトピックスや本の話題などを書き込んでいます!
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1/9(金)
正月、新年の挨拶・・・と思っていたら、もう9日です。
さて、世の中は、不況、雇用不安の嵐ではありますが、気候的には、今年の名古屋地方の正月は平穏でした。
「冬はつとめて・・・」、この季節は、朝、伊吹颪に吹かれると、自然と身体が縮こまるくらい寒いのですが、私には楽しみがあります。
太平洋岸、濃尾平野、日本最大のゼロメートル地帯、その中央やや南にある津島は、まっ平らな平野部に位置します。
このため、この季節、周辺の山々がとっても綺麗に見えるのです。
前衛の山々が津島を囲むようにほぼ360度山並みが続いていますが、風が来る方向、すなわち、北西には関ヶ原があり、山並みが途切れ、時々ここから冬将軍がこっそりと峠越えしてきますが、そこにそびえる伊吹山は早い時期から真っ白に雪化粧します。
北東には、でっかい木曽御岳山が見えます。そして、その東隣には木曽駒ケ岳など木曽山脈(中央アルプス)の山々が真っ白な屏風を並べたように光り輝いて続いています。
御嶽山の西横には、乗鞍岳や飛騨山脈(北アルプス)の峰々が見える時もあります。
そして、年間数日ではありますが、真北や真東にも真っ白な山が頭だけ出して見えることがあります。
加賀白山や赤石山脈(南アルプス)の山々です。
富士山は・・・?。見えないそうです。
葛飾北斎の浮世絵
『富岳三十六景』にある「尾州富士見(通称・桶屋の富士)」は、現在の名古屋市富士見町から見た富士山を描いた絵とされますが、赤石山脈(南アルプス)の聖岳を見間違えて描いていたことが、コンピュータシミュレーションなど現代の科学技術によって証明されています。
これらの話は、中日新聞社刊
『名古屋からの山なみ』に書かれています。
この本には、名古屋から見える111座の山が紹介されていますが、内22座は、深田久弥著
『日本百名山』にも紹介されています。
津島市立図書館での講座
「旅の本棚、第1回」は、この『日本百名山』に紹介されている山、そして、それらの山を舞台とする文学について、紹介したいと思っております。
しかし、内容は考えてみたものの、『日本百名山』に紹介されている山、100座全部の写真は意外と揃わないものです。
知人に依頼して苦労をかけて、やっとのことで集めました。今は原稿作りの真っ最中です(笑)。 (おなもみ)
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