図書館だより 2008年度
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12/23(火)

フィンランド旅行記第4弾、ヘルシンキ編をお届けします。


ロヴァニエミをあとにした私たちは、寝台列車でヘルシンキへ向かいました。
異国の寝台列車。いいと思いません?旅気分が盛り上がりますよね。

寝台列車にのって驚いたのは、改札がないこと。
ロヴァニエミ駅でも、ヘルシンキ駅でもなく、途中で車掌さんが見にくるだけ。放送もありませんでした。

勝手に駅を通り抜けて勝手に列車に乗ると、いつの間にか列車が動いているのです。
どこかの駅に着いても何の放送もないし、乗客を信用しているということなのでしょうか?

行き先が終点のヘルシンキだったからいいようなものの、ヘルシンキ到着時刻の7〜8分くらい前に止まった駅で、ほとんどの人が降りたのであせってしまいました。

「え?ここヘルシンキ!?うそ、まだ用意ができてないよー!」
などといっている間に再び列車は動き出し、「ぎゃー、このまま列車倉庫へ!?」と騒いでるうちに定刻通りヘルシンキへ着いたのでした。よかった、よかった。


ヘルシンキへ着いた私たちは、ヨーロッパのおしゃれな石畳の道を、スーツケースを引っ張りながらホテルを探したわけですが、この石畳って案外くせものですよね。

往復の飛行機とホテル、町から町への移動の切符のみというツアーは、自由が多いのはいいのですが、荷物もすべて自分たちで運ばなければなりません。

でも雪やら石畳やらの道って、すっごーく運びにくいんです。
友人のスーツケースのコロコロなんて、ついに壊れてしまいましたよ。

ヘルシンキでは、市場で朝ごはんを食べたり、買い物をしたり、楽しい時を過ごしましたが、残念だったのは、『かもめ食堂』(私が見たのは映画の方ですが、原作は群ようこさんです)の舞台になったカフェに行けなかったこと。

せっかくヘルシンキが舞台なのだからと、旅行に行く前に毎晩15分ずつ一週間かけて見てきたのに。
そろそろ行こうかとお店を出たら、すごい吹雪だったんです・・・。代わりに入ったカフェもとってもおいしかったけど。


さてその吹雪の中、帰り支度をととのえ空港に向かったのですが、雪は順調につもっていきます。
これはもしや、また飛行機が飛ばないのじゃないかしら。

行きが一日遅れたのだから、帰りも一日遅れれば、帳尻が合うってことよね。
明日仕事に行けなくても、私たちのせいじゃないもんね。

なんて会話をかわしながら、いそいそとガイドブックの「国際電話のかけ方」のページを探したのですが・・・。
さすが北欧、というべきか。雪にもめげず、定刻通りヘルシンキ・ヴァンター国際空港を飛び立ったのでした。


フィンランド旅行記もきりよくヘルシンキを飛び立つところまで書けました。

氷点下20度で本当にバナナで釘を打てるか実験したこと、スキーをしたらあまりにリフトで転びまくって周りの異国の人たちに指導してもらったこと、ロヴァニエミで申し込んだオーロラツアーで農家の納屋をお借りしてオーロラ観測をしたこと

などなど、まだまだ書きたいこともあったのですが、これで区切りをつけたいと思います。

さて、来年からは何を書きましょうか。
そのうち、また旅行に出かけてもいいですか?
(や)

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