いちゃいちゃしたい 2
けれど羞恥心がないわけでもないらしく、真っ赤になって迷いながらたくし上げる。
青少年の健やかな、うっすら割れた腹筋、かわいい小さな窪み、そしてその下にボクサーパンツのゴム部分。灰色のそれは、やらしい染みがよくわかる。
「足、ソファに乗っけてM字に開いて。うん、そう。すっごい、いやらしいね」
こうしているうちにもふっくら盛り上がるフロント部分。若いって素晴らしい。
「ね、なんでウキョウのここは色が変わってるのかな」
足を持ち上げ、指でそこをなぞる。湿った感触と硬い感触。ウキョウは身体を大きく震わせ、目を伏せた。
「……出しちゃった、から」
「そうだね。なにを?」
「……せーえき」
「いっぱい出しちゃったね? やらしいね」
「うん……」
「これから、どうしてほしい?」
ウキョウは目を潤ませたまま困ったような顔をした。
なんでもさせてくれるけれど、自分から何かを要求するのは苦手らしい。
急かすように足を動かし、硬くなったそれを圧迫しながら擦ってやる。時々びくんと震えながら、決めなければこのままだと悟ったようだ。
ようやく口を開いた。
「……ベッド、連れてって。いっぱい、ぎゅーって、して、お腹の奥におじさんの、ほしい。挿入れられて、ごりごりってされたい……」
言葉と、目に、完全にやられた。
手を引いてベッドへ行き、押し倒してひたすら身体を触って舐めて甜められて、俺の身体には久しぶりに噛み痕が大量に。
ウキョウは、たぶん俺以外のたくさんの男に抱かれている。その気配が身体のあちらこちらにあって時々不安になる。
また、どこかへ行ってしまったら?
一緒にいようと言ってくれたのに信じきれていない自分。
ウキョウを繋ぎ止めておくにはどうしたらいいんだろう。
マナーとして着けるものは着け、ゆっくりウキョウの中へ入り込む。温かくて柔らかくて気持ちが良い。
抱き締めて挿入して、一息つく。と、顎を舐めてから軽く歯をたててきた。目を細め、心地良さそうな表情で。
ゆっくり揺さぶると小さく声を出しながら背中にしがみついてきた。肩に噛みついてくる。
「おじさん」
「ん?」
「ぼく、おじさんすきだから。ほんと、だよ?」
その言葉とともに、俺を受け入れて可愛がってくれている壁が、きゅん、とうごめいた。
「うん、知ってる」
汗の滲んだこめかみへキス。すると嬉しそうに笑う。
そして初めてウキョウのほうから唇を奪われた。
ちゅ、と可愛らしい音付きで。
そんなふうに煽られたらがんばりたくなる。
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