トイレット
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トイレに入ると水がこぽこぽ言っていた。おいおいなんだこれ大丈夫かよと思いながらサクサク用を足して流そうとレバーをぐいっと下げればやっぱりというかなんというか、ずずずずずずとか嫌な音で一応その場のものを吸い込んだ後にぶしゃががが!!みたいな下品なSEといっしょに今飲み込まれたものと過去の汚物がコラボレーションした噴水が盛大に俺の顔にはねた。クソ。まさにクソだ。世の中クソだと嘆いた人もいたけどクソっていうのはこういうことだ。甘ったれんな。
そう、世の中捨てたもんじゃない。音と水と汚物のほかにもうひとつ出てきたものがあった。足立さんだ!!まだ下半身が便器に突き刺さったままではあったがぐったりへにょんとトイレから出てきているのは紛れもなくクソまみれの足立さんだった。なるほど彼の世界はクソみたいだ、さっきの言葉を訂正します甘ったれてたのは俺のほうでしたごめんなさい足立さん。それにしても疲れ果てたような泣きそうな足立さんのかわいさと言ったら筆舌しがたい。しかも汚物(俺のものも含まれている!!!)にまみれてその性的なことこの上ない。そんな足立さんを間近で見られた俺の嬉しさがどれほどのものだったか誰にも分かるまい。具体的な行動としては嬉しゲロをしてしまったほどである。そこに便器があったのが幸いだった。足立さんの上にごぽごぽ落とした。うわ、きたない。レバーを引くと今度はいつものトイレ流しましたよーって感じの音がして目の前の足立さんは汚物と一緒にきれいさっぱり流れて行った。こぽこぽ。ああ、よかった。











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