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※R18です。苦手な方は閲覧をお控えください。 立木が見るな、と言ったそこに俺は手を伸ばした。入れる時見るけど、と思ったけど口には出さなかった。言ったら最後まで出来なくなりそうで怖い。もう既に起ち上がっている俺のアソコはここで終われないと主張していた。
俺は立木の身体に腕を回し、唇や頬にキスを落としながら、立木に軽く股を開くよう誘導した。少しだけ手を差し込めるスペースが出来たのを見計らって右手で陰部に触れる。
立木の身体がビクッと跳ねた。ゆっくりゆっくり、怖がらせないように指で撫でていく。胸を愛撫していた時より反応がいい。俺は指で軽くそこを開いた。
「や……」
指を少しだけ奥に進めると、明らかに濡れているのが分かった。俺に触られたことで立木も自覚したのか、俺から顔を背けようとする。指が濡れているのを利用して小さい突起を探り出し、触れた。
「んっ……!」
立木のイイ声に刺激され、指でゆるゆると突起を撫で回す。俺が入れようと思っている穴はますます潤いを増した。
「ん、はっ……、あ」
立木は俺に身を寄せ喘ぐ。耳元で聞く立木の喘ぎ声と吐息の感覚に、俺はどうにかなりそうだった。もっと聞きたい、感じさせたいと指が動く。
見ないと約束したけどほぐさないと、と突起下の穴に指を軽く突き入れた。立木の身体が一瞬強張ったが、ゆっくり動かしている内に足の力が抜け最初よりも股が開いていた。
初めて見る立木の身体や、感じている表情に俺はいつイッてもおかしくなかった。もう堪らない。
「……もう限界、入れてもいい?」
我慢の限界まできた俺は立木に尋ねると、立木は「うん、いいよ」と頷いた。
一旦立木から離れて避妊具をつける。凛さんがくれたのもあるけど俺も一応持参してきていた。思っていたよりすんなりつけれて、再び立木に覆いかぶさる。
立木は目を瞑ってこれから起こる行為を待っていた。俺が立木の股を大きく開いても何も言われない。それだけ立木も覚悟を決めてる、って事だろう。
「──ん、っ……!!」
今まで受け入れたことのないものを受け入れる、その異物感は半端無いだろう。立木の表情は苦しそうだった。でも止めろとか嫌とか言わない。俺を受け入れようとしてくれている。
少しずつゆっくり自身が立木の中に入っていく。立木の目から零れた涙を俺は指で掬い取った。それを見ても俺は止まれない。男の本能が立木に無理をさせていると分かっていても、結局俺は立木に甘えてしまうんだ。
ぐっ、と最後まで突き入れると、俺と立木は息を乱した。全部入ったのが立木にも分かったようで、お互い顔を見合わせると立木は今まで見たことのない表情をした。
“友達だったのに、何でこんなことしてるんだろうね”
立木に聞かれたことに敢えて答えなかったけれど、立木を好きにならなかったら、友達のままだったらこんな色っぽい表情は絶対に見られなかった。
今こうしていることが、嬉しい。
「動いて、いい?」
立木がうん、と呟くと同時に俺も律動を始めた。立木は痛そうに顔を歪めていたけれど、俺はやっぱり止まれない。男は本当に自分勝手な生き物だ。
立木の中はとんでもなく気持ち良くて、自然と腰の動きが早くなる。
「もーヤバイ、イキそう」
ラストスパートをかけようと思った時、頷いた立木がぎゅっ、と抱きついてきた。
「み、ゆき」
「……ん?」
「すき」
「──うん、俺も」
俺は思っていたよりももたず、あっさり果ててしまった。
**********
翌朝、眠っている御幸を起こさないように部屋を出ると、私は朝食の準備をした。
一通り作り終えて部屋に戻ると、御幸がうごうごとベッドで動いている。
「おはよ、御幸。ご飯出来たよ」
「んー……、てかいつの間に起きたの」
「1時間前かな」
「……もう服着たの」
「え!?そりゃ着るよ、もう朝だし」
そう言った後、御幸が私の腕をぐい、と引っ張った。
「──今からしてもいい?」
反動でベッドに倒れた私に御幸が覆いかぶさる。私は冷や汗を流した。
「ちょ、ちょっと待って!もう朝だって!」
「男は朝になると勃つという習性が……」
「わー!ホントに駄目!!無理無理!明るいとこでなんて無理!」
結局御幸に押し切られた私は再び肌を重ねることになってしまった。
「あー、いい目覚め〜」
「──このエロ御幸のバカ!!」
2015.6.12