臨也が変態ストーカー




「ねえ莉央ちゃん、その男だあれ?」

二人が俺の方を振り向くと同時に俺は彼女の隣を歩いていた男の喉を目掛けてナイフを突き出した。ナイフは狙い通り男の喉を貫通して、ナイフを引き抜くと同時に血が吹き出した。勢いよく吹き出していて男の血が彼女の頬にもかかる。彼女は未だ状況が把握できておらず、目を丸くしていた。

「…っきゃ――」
「おおっと」

彼女の口を手で塞いだ。叫ばれたら厄介だ。男の方をちらりと見る。――俺は人が好きだからできれば殺したくなかったけど仕方ないよねえ。だって莉央ちゃんに手をだしたんだもの!彼女が生まれたときから俺はずっとずっとずっとずっとずっとずっと彼女を見てきた。彼女に近付く者は男だろうが女だろうが排除した。二度と近付かないように仕向けてきたのに…………まったく、俺の計画が台なしじゃないか。彼女に誰も寄り付かなくなって孤独になったところで俺が彼女の前に姿を現してそれはもうどろっどろに甘やかしてあげて彼女が俺無しじゃ生きられないようにしようと思ったのにさあ!この男、汚い手で彼女に触ろうとしてさあ、我慢できなかったんだよねえ。でもまあ、いっか。これから俺のマンションに彼女を連れていって逃げられないように鎖を付けて腕と足の骨を折って…………ってそれじゃあ可愛がれないか。じゃあ手と足を縛って目隠ししておこうかな?うん、そうしよう。これからでも俺が優しくやさーしく甘やかしてあげられるね!それじゃあ早速俺の家に行こうか!



それは歪んだ

     愛のはなし


(君は俺のモノだよ。一生、ね)

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ヤンデレは断然臨也の方が書きやすい件
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