△ アリビンゲーブ 31
そうこうしている間に三日、四日と日々は過ぎていき、全体訓練を行っている時に班長に呼び止められた。
「お、そうだ。
エマには伝言があったんだ。
リヴァイ兵長がな、今週からの会議は中止になったので来なくていいだとよ」
「えっ…」
さっと、顔色が変わってしまう。
伝えたからな、と言って班長は身を翻した。
会議、なんてない。
あるのは毎週の逢瀬だけだ。
やはり、というか言葉は流石に濁すのだな。
…彼から断ってくることなんて今までなかった。
なんで?
どうして?
訓練の度に彼の姿が見えない事には気が付いていた。
そんなに忙しいのか、それとも…
ぐるぐると思考を巡らせる。
役不足なのは痛いくらい分かっていた。
それでもやっと彼に自分を捧げる事が出来たと思ったのに。
物足りない、と飽きさせてしまったのか。
新しい兵士を見つけたとか。
もう用済みなのなら、せめて自分で伝えて欲しかった。
一気に気が滅入り、やるせない気持ちでそれからの訓練にも身が入らなかった。