△ アリビンゲーブ 17
体中を同時に刺激され、理性も飛びそうだ。
かろうじて彼に支えられて立っていたが、繰り返し与えられる快感にもう体は全て捧げたい程自分の物では無くなっていた。
息も荒くなり、恥ずかしさも消える頃、
兵長にベッドへと引っ張られた。
どさりと体が弾んだのは分かったが頭がしっかりと機能してくれない。
恥ずかしいだとか、彼は上司だとか、
そんな事はどうでもよくなってしまう。
私、どうしちゃったの?
乗りかかってきた彼の体温さえも心地いいと思ってしまった。
頭をがっしりと固定され、もう逃げようともしていないのに身動きが取れないように掴まれる。
ぼんやりとした頭で息を整えるが、その前に熱い唇が降ってきた。
「…っ」
反射的に思わず顎を引いてしまうがそれさえも許されない。
一週間前に触れた彼の唇とは別人のようだ、と素直に感じた。
熱く、深い口づけをされると自分と彼は愛し合っているのではないかと錯覚してしまう。
それは違うのに。
向き合った彼の手がもう一度ズボンの中に滑り込んでくるが、今度は感触が違った。
下着の下に、直に私に触れてくる。
もはや抵抗もしないが、熱いと思っていた彼の手が冷たく感じる事に驚いた。
それほどに自分が火照っているのだろうか?