△ ナカロマ 38
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翌日。
今日は朝から本部や各班への伝達事項を引き継いで、馬術を含めた最終訓練に参加する。
やるべきことはたくさんあるのに、私はリヴァイのことしか頭になくて、何をしていても気もそぞろだった。
どこにいても目で彼を探してしまう。
どのタイミングだったら会いに行けるだろう。
兵団全体が明日を壁外調査に控えていて、本部の雰囲気もなんだかあわただしい。
リヴァイは食事とかちゃんと食べているのかな。
毎日不規則な食事をあの連れて行ってくれた食堂で取っている気がする。
…ちゃんと、眠れているんだろうか。
昨夜の明かりが消えた部屋を思い出して心配になる。
エルヴィンと作戦について話し合って、きっと文句を言って、でもエルヴィンの説明を聞いて納得してたりするんだろう。
それから、きっとまた夜遅くまで起きていたり、…人類の未来を考えてみたり、その最悪の状況を想像していたりするんだろう。
…きっと、そう。
彼は私が思うよりずっと大人だから。
エルヴィンと同じように、きっとたくさんのことを考えている。
リヴァイに調査に参加すると告げたら…。
なんて言うだろう。
ものすごく怒られるかもしれない。
ものすごく睨まれるかもしれない。
でももしかしたら、本気だったのが伝わって案外静かに認めてくれるかもしれない。
私たち人類の為に、壁の中で平和に過ごしている人たちの暮らしを守るためにも。
この壁の中で一番勇敢な兵団の一員として戦えることを、認めてほしい。
リヴァイ本人から許可が出る前にこうして調査に出ることが決まったのはほんの少し気がかりだけれど…。
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すっかり日が暮れた空を見上げ、焦って書類を整え直す。
「また夜になっちゃった…」
明日の調査のためにもリヴァイは早く休むはずだと思い、夕方前にはどうにかして彼を探そうと思っていたのに。
最終訓練が終わった後で本部に提出しようとしていた報告の内容が二転三転して、其々の班長を探して確認を取っていたらすっかりこんな時間になってしまっていた。
それでもこの壁外調査追記事項を記した数枚の書類を本部の上官室に置いて来れば終わりだ、と足を急がせる。