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 ナカロマ 17

○○○年△月×日

エルヴィン・スミスに推薦された男は経歴も身元も依然不明なままであるが、壁外調査において予想以上の成果を残す。

−−−−−
○○○年□月○日

リヴァイと名乗る男は未だ要注意人物ではあるが、キース・シャーディスとエルヴィン・スミスを彼の当分の監視役兼責任者とする−−−−−。

人々の好奇の目にさらされる彼が目に浮かんだ。

リヴァイは一人一人の陰口なんてそれこそ気にしないだろう。
その中を堂々と闊歩するような人だ。
言いがかりをつけてくる輩の喧嘩も買ってしまうこともあっただろう。

…でも、人が彼の良さを知るには時間がかかるだけだ。
最初こそ無愛想で、人当たりも良くは無い。
だけど、黙っていれば彼の人柄に惹かれる人は必ず出てくる。

男でも、…女でも。

そんな彼を誇らしく思うのと同時に、彼の優しさに誰も気づかないで、と思う。
私は、リヴァイをどうしたいんだろう?

私にだけ優しくしてほしい。
他の人の目には無愛想な男に映っていて構わない。

報告書をめくる度に彼の凄さを目の当たりにする。
一人だけ討伐数が群を抜いている。
たった一人で成果を上げているようなものだ。

ここまではっきりと彼の成果を知ったのは初めてだった。

この報告書にのっている人類最強の兵士長と、私の知っている無愛想のリヴァイがまだ同一人物だと思えない。

口が悪くて、ぶっきらぼうで、でも本当は優しくて…。
調査兵団の兵士長を、こんな何も出来ない私が独り占めしたいなんて。

許されるわけ、ないのに…。



  


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