序
穏やかな時間の流れる正午。汗を流しながら近所のスーパーまで10分弱の道のりを歩く。
蝉の声がやかましい。
ああ、いい天気だなあ。1人で歩きながら空を見上げる。電車がけたたましい音を上げながら、通過して行く。
突き抜ける様な青い空には、雲一つない。
わざと遠回りして、公園へ。そして、あの日のことを思い出す。優しい彼のことを。
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