穏やかな時間の流れる正午。汗を流しながら近所のスーパーまで10分弱の道のりを歩く。

 蝉の声がやかましい。

 ああ、いい天気だなあ。1人で歩きながら空を見上げる。電車がけたたましい音を上げながら、通過して行く。

 突き抜ける様な青い空には、雲一つない。

 わざと遠回りして、公園へ。そして、あの日のことを思い出す。優しい彼のことを。

[ 1/15 ]

前 |





「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -