1000hit*初々しい恋 | ナノ

その笑顔は反則だから

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一緒にいるのが当たり前?

でもそんな関係も、いつまで続くんだろう


『那美ー!』

そう言って走ってきたのは忍足謙也

家が隣で、小さい頃からずっと一緒に育ってきた

いわゆる、幼なじみ。

『なあなあ、今日お前んち行ってええ?』

「は?何でやねん」

別に謙也が来るのは珍しいことやないけど…

『来週提出の課題がやばいねん!だから写さしてくれたりせんかなーて…』

頼む!と私に手を合わせる謙也


全く、コイツは私を何やと思ってるんやろか
…まあ多分ただの幼なじみとしか思われてへんやろな

でも、私は…

『なー…頼むわ!』

私は肩をすくめた

ほんまに昔から、謙也には弱いねんから

「…しゃあないな」

『ほんまか!?』

ぱっと表情を輝かせる

『おおきに!ほんま那美大好きや!』

「…っ!」


私もつくづく単純やわ

コイツの単なる無意識な笑顔を、言葉をこんなに嬉しいと思うなんて

でも

「ほんま反則やろ…」

『え、何が?』

「な、何でもないわアホ!」


好きやとか鈍感やとかいつまで一緒に居れるとかなんて、もうどうでもええ


今は謙也のこの笑顔を、ずっとずっと見ていたい


*その笑顔は反則だから






幼なじみ設定が好きすぎて書きました
しかし難産だった…(´д`)
その割にこのクオリティという残念さww

謙也くんの笑顔は本当に素敵だと思います(`・ω・´)

読んで下さってありがとうございました!

美月



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