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「あはははははっ」
「おい、笑うなって!!」
「だってこの点数…ぶっ…」
「おいおい、もう少し女の子らしく笑えんのか。どうしたんじゃ?」
「十分女の子らしいから逆にこういうところでギャップをね。見て、このブン太の数学の点数!!」
「1点…天才的じゃな」
「お前広めんな!!仁王も憐れんだ目で見るんじゃねーよ!!」
「いや、天才的じゃと思っとるよ」
「本当天才的だよ!1点って…逆に何が合ってたの!?」
「見てみんしゃい。名前に花丸ついとる」
「情け!?情けなの!?あはははははっ」
「うっせーよ!!」
「ほんま、ブンちゃんは文系じゃの」
「ブン太だから!?ブン太のブンは文系のブンだから!?」
「おぉ、上手いの」
「違ーから!!そういうお前らは何点なんだよぃ」
「俺98点」
「私39点」
「お前も大概じゃねーか!!」
「失礼なっ!私はちゃんと赤点は避けました−」
「今回40点以下が赤点ナリ」
「え、嘘…いつものペテンと言って!!」
「お前さんに嘘はつかんぜよ」
「わー、ときめきすぎて前が見えない。滲む」
「お前涙出てんぞ」
「違う、クリスタル」
「なんの強がりだよぃ」
「と、いうわけで仁王くん」
「ん?」
「数学を教えてください」
「ええよ、手取り足取り教えちゃる」
「きゃっ、さすが!!大好き」
「おい、明らかに仁王の笑顔が妖しかったろぃ!!気づけよ!!仁王も腰に手回すなよ!!そんで俺にも教えてくれよ!!」
「ブンちゃんは100点をつけざるをえないくらい綺麗に名前を書く練習でもしときんしゃい」
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