短編 | ナノ


3年後の約束



「夏といえばさ、学校サボって彼氏と自転車二人乗りして海に行く、とか憧れだよね」

誰もが一度は憧れそうなベタな光景
当然私もそうなわけで彼氏である雅治に言ってみる

「…俺にしろっちゅーんか?」

「ちょっと憧れるな−…なんて」

私がそう言えば雅治は考えるような仕草をする
お、まさか実現してくれる?

「秋じゃな」

「は?」

返ってきたのは予想外の答え

「夏は無理じゃ。ただでさえ暑いのに那美背負って自転車こぐとか勘弁してくんしゃい」

おい、なんか失礼じゃね?
重いってことか?
重いってことか?

「…って秋じゃ意味ないし!」

「じゃあ俺が車の免許とったらの」

「大分先じゃん!!」

「ええじゃろ別に。何年経とうが俺と那美は一緒におるんじゃから」

雅治のこれからもずっと一緒宣言に顔が赤くなっていくのがわかる
当の本人は当然のことを言っただけ、とでも言うようにいつも通り

「…早く免許とってね」

「任せんしゃい」





謎なものをすいませんorz
最後も迷子…

読んでいただきありがとうございました

荊姫

back

<
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -