「…白石君ってさー、いい旦那さんになりそうだよね」
「…は?」
昼休みに一緒に飯食うとったらいきなり呟かれた那美の言葉は
思わず聞き返してまうくらい俺には衝撃的やった
「だって絶対優しいし、子供にも好かれそう。世話もちゃんとしてくれるだろうし家事も手伝ってくれそうだよねー」
いやいや待て待て
確かに白石はええ旦那になるやろうけど
それを俺の彼女に言われるんはなんかちゃうやろ
「那美お前それ…」
「財前くんもだよねー。甥っ子めっちゃ可愛がってるらしいし。記念日とかもさりげなく大事にしてそう。あー、後石田くんとかいい旦那さんなとこしか想像できないわ」
「お、俺は…?」
思わず聞いてしまう
何たって俺彼氏やし!!
そりゃええ評価しかないやろ
「謙也ー?まず何でも絶対急かされるから落ち着いた家庭にはならなさそう。医者って忙しいから家事とか手伝ってくれなさそう。子供に舐められそう。女の子だった場合絶対溺愛しそうだけどウザがられそう。」
「ちょ、待て!!何で俺そんな低評価やねん!!」
「だって事実そうっぽいし」
嘘やん…
俺そんなイメージなん…!?
「まぁでも…私はそんな謙也がいいんだけど」
「…ほんま?」
うなだれとった顔を上げて那美を見たら
ほんのり赤くなった顔
「…那美ーっ、大好きやー!!」
「ちょ、声大きい!!」
俺は嬉しくて思いっきり那美を抱きしめた
俺やって那美がどんな奥さんやろうと那美以外考えられんねんから
謙也くんはきっといい旦那さんになると思います←
けど子供にはウザがられそうですよねwww
今回も読んでいただきありがとうございました
荊姫
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