短編 | ナノ


名付けるなら


※高校生設定


この関係に名前をつけるとしたら何なんだろう?
友達?親友?腐れ縁?
どれもピンとこないのは
きっと私と雅治の関係がもっと深いものだから?

私と雅治は中学1年の時から今この高校3年までずっと同じクラス
話とか趣味も合って
悩みとかも何でも相談できるような仲
私が彼氏に浮気されたっていう愚痴も
雅治の彼女が鬱陶しいっていう愚痴も
何でも話す
彼氏と別れてショックだったとき一番に慰めてくれたのは雅治だし
雅治が試合に負けて落ち込んでるとき
一番に支えてあげたのは私…だと思う

やっぱり親友とか腐れ縁って言葉じゃ済まない気がする

「那美?そんな難しい顔してどないしたん?」

放課後に何をするでもなく教室に残っていた私達
気づけば他には誰も残っていなかった

「いや、私と雅治の関係って何なのかなって」

「は?」

いきなり何だという雅治の顔
そりゃそうだ

「だってなんか友達とか親友っていうよりは…!!」

なんだか違う関係、と言うつもりだったのに
言葉は続かなかった
言う前に私の口は雅治の口で塞がれていた

「恋人、じゃいかんの?」

離れたといってもまだ近い雅治の顔にはにやっとした微笑み

「好きなんじゃけど、那美のこと」

返事は?
とわかってるのに聞いてくる雅治は性格が悪いと思う

「…私も」


この関係に名前をつけるとしたら友達よりも親友よりもずっと深い、"恋人"





…謎ですね(´ワ`*)
物理の時間に考えたので頭がおかしかったんでしょうwww
仁王くんが彼女を作ったのは那美さんに彼氏ができてしまったから
本当は出会ったときから好きだった、という設定だったりします(´ω`)

では読んでいただきありがとうございました

荊姫



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