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泣くなよ



私は知ってる

ピッピッピッ

携帯の文字盤の上を動く指で綴られる文は私とは別の女だってことを

私は知ってる

ピッピッピッ

もう雅治の気持ちは私に向いてはいないってことを
きっと雅治も知ってる
お互い知っていて、知らないフリをしてる
雅治は何でかわからないけど、私は雅治と別れたくないから
たとえ自分に気持ちが向いてなくても、それでも私は雅治が好きだから

パタン

メールを打ち終わったのか雅治は携帯を閉じる
私がずっと見ていたのに気づいたのか私の方を見て驚いたように少しだけ目を見開く

「どうしたん?泣きそうな顔して」

「え?」

気づかなかった
思ってみたら目頭が熱い
何でかな
こんな光景もう慣れたと思っていたのに悲しかった?
雅治もそれを感じ取ったのか申し訳なさそうに笑って私の頭を撫でる

「泣きなさんな」

「…っ」

その言葉に拍車がかかったかのように涙が溢れ出す
雅治は私を抱きしめた



この涙はあなたを引き止めるもの?
それとも…ただ終わりを早めただけ?


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すいませんっm(_ _)m
なんかもうわけがわからんですね
お題見たときにシドのsleepを思い出して
美月ともこれは仁王っぽいと話していたので書いてみましたが…
なんという駄作・°・(ノД`)・°・
私に甘以外は難しいみたいです
精進したい(´人`)

では、ありがとうございました

荊姫


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