あさぢふの
「恋愛に重要なのは駆け引きじゃ。ブンちゃんも好き好きばっか言うとらんとたまには引いてみんしゃい」
そんな仁王の言葉を受けてただいま俺は最愛の彼女を前に抱きつきたいとか、ちゅーしたいだとかの感情を抑えこんでる
「それで今日さー…」
那美はそんな俺のことなんて知らずに今日あったことを話してる
…あれ、気にされてなくね?
いやいやまだ…
「ちょっとブン太聞いてる?」
「へ!?あー…」
考えすぎて上の空状態だった
「悪ぃ。聞いてなかった」
「もー…なんか今日ブン太おかしいよ?」
「それは…」
仁王に言われたからで…
…だーっ!くそっ!
「那美ーっ!!」
俺は那美に抱きついた
やっぱ我慢するとか無理!
だってこんな好きなんだから
浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき
(隠せるワケない、こんなに好きなんだから)
短っ
遅くなりましてすいません
百人一首にあっているのかも微妙…
とりあえず私担当はこれで終わりです
お付き合いいただきありがとうございました
荊姫
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