赤色ハニー | ナノ

自己紹介をされよう



「今朝ぶりじゃのう、緋奈ちゃん」

「あ…」

集まってくる人たちはみんなかっこいい人ばかり
その中でも一際目立つ銀髪

「何、お前ら知ってんの?」

「朝体育館行くのに迷っちゃって…」

「俺が送り届けてやったんじゃよ」

「お前が?珍しいな」

「なんとなくじゃ」

「感動の再会はもういいかい?紹介したいんだけど」

「あ、悪い幸村くん」

「わかればいいよ。じゃあ緋奈、前おいで。紹介するから」

「は、はい」

名前…
ま、丸井じゃお兄ちゃんとかぶるよね
幸村部長に手招きされて皆さんの前に出る
…緊張する

「前に一回言ったと思うけど明日からマネージャーしてもらうことになったから」

「ま、丸井緋奈です。よろしくお願いします」

ぺこっと頭を下げる
ぱちぱちと拍手が聞こえてきた

「じゃ、練習戻って。とりあえずレギュラーと野条は紹介しとこうか」

幸村部長がそう言うと部員はぞろぞろと練習に戻っていき
7人だけがその場に戻る

「じゃあ真田から自己紹介して」

「うむ。俺は副部長の真田弦一郎だ。よろしく頼む」

「こ、こちらこそ」

頭を下げられたので私もつられて頭を下げる
っていうかこの人副部長なんだ
顧問の先生かと思ってた

「柳蓮二だ」

…目、見えてるのかな

「俺は2年の切原赤也!よろしくな!」

「小学校一緒だったから知ってるか?ジャッカル桑原だ」

「柳生比呂士です。よろしくお願いします」

「皆さんよろしくお願いします」

お兄ちゃんから聞いたこともあれば
聞いたことのない人もいる

「あたしはマネージャーの野条彩ね。いやー、後輩できて嬉しいよ。よろしくね」

「よ、よろしくお願いします!!」

入学してから初女の子との会話!!
ちょっとテニス部に入れられてよかったかもとか思う私は単純だなぁ

「んじゃ、最後は俺じゃのう」

今朝の銀髪の先輩はにやっと口角を上げてその名前を口にした

「仁王雅治じゃ。よろしくのぅ」

仁王雅治、あぁこの人が…と妙に納得した

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一応全員登場
しかしこれからひいきしまくります(`・ω・´)

ありがとうございました

荊姫
 


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