「マーク!」

「どうした、ディラン」


あぁ!首なんか傾げちゃって可愛いんだから!
じゃなくて!


「マークはミーのマークだよね?!ミーと将来を誓ったよね?!
イタリア野郎なんかと一緒にバスタイムしたり、モーニングキッスしたりしてないよね?!」

「……ごめんディラン。まず始めにまだ将来誓ってないよ」

「Noooo!!ミーのことは遊びだったの?!」


ミーは悲しくて目からツナミブーストだよ!今ならミーの涙で全米を沈められるよ。


「ディラン、物騒な事が口からポロリしてる。それに、将来はこれから誓うんだ」

「マーク……っギンギンに愛してるよ!!」

「はいはい」


なんて男前な包容力!ミーのマーク最高!でもマークがミーの嫁だよ。それは譲れない!

「で、ディランは後半の話はどこから聞いた?」

マークが優しく抱きしめてくれる。これだけでもミーは満足だよ。

「本人から言われたんだ…ミーのマークはとっくの昔にマーク・アルデナになったんだって…」

プツンッ-…

何か切れた……キレた音がしたのはミーの聞き間違いであってほしいなぁ。


「ディラン、今すぐにカズヤを呼んで来てくれ。あのドッペル野郎を潰しに行く」

「OKマーク!」


多分OK以外の返事をしたらミーまで逝っちゃうとこだね。
マークの表情が見えないよ。



−イタリアグラウンド−


「フィディオ…」

「その声はっ、my sweet angelのマーク!
君から会いに来てくれるなんて嬉し…『『グランフェンリルG5っ!!』』ぐはっ!」

「「フィディオォォォォ!?!」」

「今度オレのディランに変な事吹き込んだら、テメェの繁殖機能、トライペガサスで潰してやんよ」


流石はマーク、下ネタも下品に聞こえないよ!
ホントにアメリカ人?な口調も様になってるねぇ!


「俺ってこのために呼ばれたんだ」

「すまなかった、カズヤ。手間をかけた」

「いや、気にしないで。トライペガサスの時も是非呼んでよ!」

「もちろんさ!」


二人のウインクが眩しいよ。
二人を見てたらマークの手がミーの手を掴んだ。


「マーク?」

「オレはディランだけのだからな」


そんなの、ミーが一番良く知ってるよ。だって、ミーもマークだけのミーだから!

END
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